【日本代表】「本当にここから」初陣で好評価の室屋成がW杯組の合流にサバイバルを意識!

2018年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「とにかく自分が良いプレーをするだけ」

コスタリカ戦では「ちょいちょい特徴を出せた」と自己評価した室屋。右サイドバックのポジションを掴めるか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は10月10日、同12日のパナマ戦に向けて新潟市内でトレーニングを行なった。コスタリカ戦に引き続き招集された室屋成が10月シリーズへ向けた意気込みを語っている。
 
 初陣のコスタリカ戦について「個人としても特徴がちょいちょい出せた」という室屋。『サッカーダイジェスト』取材班の採点でも「6」の及第点だったが、ワールドカップ組が合流した今回の代表について「練習の質もすごく高くなりましたし、やっていてレベルが高いなと思いつつ、もっと成長したいなって思いながら練習できています」と質の高さを実感したようだ。ただ、そのなかでも、「練習なので、そこまで違いというか、勝っている、負けているとかは感じないけど、自分の特長は変わらず、できているかなとは思う」と、自然体で臨めていることを強調した。
 
 室屋はまた森保監督が求めるプレーに対しても、アグレッシブに応えていくつもりだ。
「自分のチームとは違った戦術があるなかで、(監督が求めるものを)やりながらも自分の特長を出していくっていうのがすごく大事だと思う」
 
 具体的には「サイドの攻撃参加の部分や1対1の部分だったら、負けないところが特長としてあるので、そこは出していきたい」と語り、持ち前の攻撃的なプレースタイルを押し出していくつもりだ。
 
 右サイドバック、あるいは3-4-2-1のフォーメーションなら酒井宏樹または原口元気などがライバルとなるが、「もちろん、(ライバル意識は)ありますけど、とにかく自分が良いプレーをするだけだと思うので、そこまで周りになにか影響されるというより自分の良さを出していこうというところだけ」と、ポジション争いにも臆するところはない。
 
 とはいえ、ワールドカップの主力選手からポジションを奪い取るのは簡単なことではない。そこは室屋も承知の上だ。
「(選ばれた)嬉しさっていうよりは、本当にここからだと思うし、そういう感覚のほうが強かったです。これから生き残っていかないといけないなかで、本当に高い壁っていうのがありますし、そこにどうやって食い込んでいくかっていうのはすごく感じます」
 
 今シリーズのうち、「どれくらいできるか試したい」という16日の強豪・ウルグアイ戦については、「トップの国と試合をやった時に自分の足らない部分だったり、通用する部分がはっきり分かると思うので、そういう時に、どういう感情になるかとか、どう自分が感じるかはすごく楽しみなので、そういう国と試合をしたいなって思いますけど」とFIFAランク5位の実力国との一戦に、自分自身への期待感やワクワク感もある。
 
 果たして、室屋は右サイドのポジション争いで、いかなるインパクトのある活躍を見せられるだろうか。
 
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