【ルヴァン杯】終了間際にH・ヴィエイラが決勝弾!横浜がアウェーで鹿島に2-1先勝

2018年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

アディショナルタイムに2点が入る白熱の展開に

同点で終わるかと思われた90+5分、H・ヴィエイラが劇的な決勝点を叩き込んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァン杯・準決勝①]鹿島1-2横浜/10月10日/カシマ
 
 ルヴァンカップ準決勝・第1戦の2試合が10日、各地で開催。県立カシマサッカースタジアムで行なわれた鹿島アントラーズ対横浜F・マリノスは、2-1で横浜が勝利した。
 
 試合は前半から、お互いにチャンスを作るアグレッシブな展開になった。横浜の山中亮輔がポスト直撃の直接FKを放てば、鹿島は内田篤人の絶妙なクロスに土居聖真が合わせて、こちらもポスト直撃のシュートを見舞う。
 
 さらに鹿島は31分、高い位置でボールを奪って素早く前線に持ち込み、セルジーニョがスルーパスを供給。これを受けた中村充孝がチアゴ・マルチンスに倒され、PKを獲得する。しかし、このPKを土居がバーに当てて失敗し、鹿島が再び絶好のチャンスを逃した。
 
 後半は両チームともタイトな守備で相手の攻撃を撥ね返していたが、徐々に横浜がサイド攻撃を主体にリズムを作っていく。
 
 54分には複数の選手が絡んで左サイド深くに侵入し、天野純がクロスを供給。72分には大津祐樹が起点になって右サイドの仲川輝人につなぎ、最後はウーゴ・ヴィエイラが持ち出してゴールを狙った。いずれもゴールには結びつかなかったが、鹿島を押し込んで迎えた77分、ついに横浜が先制点を奪う。相手のハンドで得たペナルティエリア正面のFKで天野が左足を振り抜き、GK曽ヶ端準が守るゴールを射抜いたのだ。
 
 横浜は、終盤の90+3分にCKから犬飼智也に同点弾を許したものの、直後の90+5分に執念の決勝点を挙げる。山中の強烈なFKがGK曽ヶ端のファンブルを誘い、このボールをH・ヴィエイラが詰めた。試合はそのまま終了し、横浜が2-1で先勝。準決勝第2戦は10月14日にニッパツ三ツ沢球技場で行なわれる。
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