「裏切り者は自死する…」 ビダル、SNSの意味深投稿を削除。バルサとは無関係であることを強調

2018年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督に文句があるなら直接言いにいく」

意味深投稿の内容がバルサとは無関係であることを訴えたビダルだが、フラストレーションを抱えているのは間違いないようだ。(C)Getty Images

 この夏にバイエルンからバルセロナに移籍したアルトゥーロ・ビダルは、出場機会の少なさに対する不満が取りざたされている。

 ラ・リーガでは、6試合に出場してスタメン出場は2回だけ。2節まで消化したチャンピオンズ・リーグでもいまだ先発出場はなく、10月3日のトッテナム戦では、終了直前での途中出場に終わり、試合後にSNSで怒り顔の絵文字を使ったことが話題を呼んだ。

 続く7日のラ・リーガ8節、バレンシア戦ではベンチに座ったまま出場機会がなかったビダル。その後チリ代表に合流した同選手は、起用法に不満があることを認めながらも、「監督に文句があるならSNSではなく直接不満をぶつける」と強調した。

 スペイン紙『Marca』によると、ビダルは「フィジカルの状態は良い。とても好調だし、幸せだよ」と述べている。

「最近の試合では少し腹が立った。でも、そういうものだ。戦って続けていく。これから大事な試合はたくさんあるんだ。シーズンは始まったばかりだし、スタメンになれることを願おう」
 
 バレンシア戦で出番がなかったビダルは、「裏切り者は自死するから戦うことはない」とSNSで投稿し、その後削除したことも騒がれた。

 だが、ビダルは「問題があったり、怒っているなら、直接監督と話すよ。人がこういうこと(投稿)をするのには、いろいろな理由があるのさ」と、バルサでの現状とは無関係だと強調している。

「まったくスポーツのことじゃない。後で削除したのは、みんなが憶測しないようにするためだ。個人的なこともあるんだよ。それをみんな悪くとらえるんだ。バルサとかその誰かとはまったく関係がない。言うべきことがあるなら直接言うさ」

 出場機会が少ないことに「満足できるはずがない」としつつ、ビダルはバルサで結果を残したいと意気込んだ。

「あらゆるタイトルを獲得してきた世界最高のクラブにいる。ここバルサですべての試合に勝ち続けたい」

 直近の公式戦5試合で1勝3分け1敗と苦しみ、ラ・リーガで首位から転落したバルサ。ビダルは今後、出場機会を増やし、チームのタイトル獲得に貢献できるだろうか。
 
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