「バロンドール候補に含めるべきだった選手は?」 選考結果を疑問視するスペイン紙がアンケートを実施

2018年10月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

もっとも得票率が高かったのはケイラー・ナバス。

このナバス(中央)、ブスケッツ(右)、カルバハル(左)の3人は、とくに「30人の候補に含めるべき」との声が多かった。(C)Getty Images

『フランス・フットボール』誌は10月8日、今シーズンのバロンドール候補30名を発表した。

 FIFAやUEFAの年間最優秀選手に選ばれたレアル・マドリー所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、マドリーのチャンピオンズ・リーグ(CL)3連覇に貢献したユベントスのクリスチアーノ・ロナウドをはじめ、リオネル・メッシやモハメド・サラーなど、錚々たるメンバーがノミネートされている。

 ただ、賞レースには議論がつきものだ。今回も、候補者リストから漏れた一部選手について、是非が騒がれている。

 スペイン紙『Marca』は、マドリーの3年連続欧州制覇に貢献したケイラー・ナバスやダニエル・カルバハル、カゼミーロ、フランス代表でワールドカップを制し、クラブでもタイトルを獲得したサミュエル・ウンティティやリュカ・エルナンデズといった選手が候補から外れたことを疑問視した。

 ほかにも同紙は、バルセロナで国内2冠を達成したセルヒオ・ブスケッツやジョルディ・アルバ、フィリッペ・コウチーニョ、W杯準優勝と躍進したクロアチアの主力イバン・ペリシッチ、ブンデスリーガの得点王ロベルト・レバンドフスキ、アトレティコ・マドリーでヨーロッパリーグ優勝に貢献したジエゴ・コスタといった選手たちが選外となったことも指摘している。

 さらに『Marca』は、これら候補から漏れた11選手を対象に、「少なくともバロンドール候補にあがるべきだったのは?」というアンケートを実施。4万人以上のユーザーが回答した。
 
 19%ともっとも得票率が高かったのは、昨シーズンまでマドリーの正守護神だったナバス。そして18%のブスケッツ、13%のカルバハルと続き、ウンティティとコウチーニョは12%。リュカ・エルナンデズも10%と高い得票率だった。一方、カゼミーロは6%、レバンドフスキやペリシッチ、ジョルディは3%、ジエゴ・コスタは1%にとどまっている。

 わずか30名の候補リストとあり、選考の是非を問う議論は尽きないだろう。それはおそらく、受賞者が決まったあともなお続くはずだ。
 
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