「今のクラブはナカジマに小さすぎる」ウルグアイ・メディアが“小さな巨人”中島翔哉の活躍を褒めちぎる

2018年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

4ゴールすべてに絡み、チームを勝利に導いた”小さな巨人”

中島の1点目は味方との連係で相手を崩した、流れの中でのゴールだった。2アシストも仲間の存在をしっかり感知したプレーによるものだ。 (C) PORTIMONENSE SAD

 現地時間10月7日、ポルトガル1部のポルティモネンセは強豪・スポルティングと対戦。中島翔哉の2ゴール・2アシストの活躍で4-2と勝利を収めた。

 この中島の活躍には、ポルトガルの地元メディアも続々と称賛の声を挙げている。この試合のMOMに選出された中島に対し、地元サポーターも「ライオンズ(スポルティングの愛称)を黙らせた天才!」「見てると楽しそうで笑っちゃう」「何度も言ったけど、このフットボール界での最大の疑問が君がまだポルティモネンセに居ることだ」といった絶賛の嵐を公式SNSに寄せている。

 そんななか、10月16日に親善試合を予定しているウルグアイのメディア「Observador」もポルトガルにおける日本人選手の躍動を報じ、「スポルティングを撃破した、ポルティモのビーチで静かな生活を送るのが好きな中島翔哉とは誰だ?」と日本代表の新星を絶賛している。

「東京の八王子で生まれたストライカーは、日本代表としてU-17ワールドカップ、リオデジャネイロ五輪に参加後、ポルティモネンセとの契約に署名した。当初はレンタル移籍の予定だったが、中島の活躍を見て、ポルトガルのクラブはすぐに彼を買い取った。

 ポルティモネンセでの中島の活躍ぶりは、昨シーズンも素晴らしかったが、今シーズンは凄みを増している。昨日の試合は特にすさまじく、眼を瞠る活躍ぶりだった。彼の右足がライオンズ(スポルティングの愛称)を滅ぼしたのだ。

 中島と(ウィウィソン・)マナファとのやり取りで生まれた44分のゴールは絶品だった。起点となった中島のヒール・タッチで緑と白を着たチームをアンバランスに陥れると、迷わずシュート。2点目のゴールも簡単に見えて決してそうではなく、コースを見定めた力強いショットだった。4点目のアシストも見事だ。

 ポルティモネンセはポルトガルにおける優秀なチームで、敬意を払うに値する。しかし、中島のポテンシャルと才能のせいで、彼にとって"小さすぎる"居場所になりつつある。小柄な体躯にあふれ出るタレント、"小さな巨人"と呼ぶべき存在である。

 中島は9月のコスタリカ戦で日本代表としてプレーし、勝利に貢献した。彼らに迷いはないだろう、今の日本代表の10番は、彼だ」

 才能を認めつつ、警戒も露わにした評価といえるだろう。"小さな巨人"と評された中島は、ウルグアイ代表を相手にどのような躍動を見せるのだろうか。

 日本代表チームは、16日にウルグアイ代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。

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