「文句なしの出来映え」「鉄壁の守備だ」アジア制覇の森山ジャパンを海外メディアが激賞!

2018年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-17W杯は来年10月5日にペルーで開幕

大会初ゴールを決めた西川(10番)が喜びを爆発させる。このエースの一撃が値千金の決勝弾となった。写真:佐藤博之

 U-16日本代表の史上最多3度目の優勝で幕を閉じたU-16アジア選手権。10月7日にマレーシア・クアラルンプールで開催された決勝で、日本はタジキスタンの激しい抵抗に遭いながらも虎の子の1点を奪い、1-0の勝利を挙げた。
 
 米ネットワーク『Fox Sports Asia』のアジアサッカー通記者、ガブリエル・タン氏はすぐさまこのファイナルをレポート。「日本が勇敢なるタジキスタンを下して勝ち切る」と銘打ち、日本の戴冠劇を称えながらも、中央アジアのチャレンジャーの健闘を持ち上げた。
 
 タン記者は「素晴らしい攻防戦が繰り広げられ、ともにいくつかのチャンスを掴んだが、試合を通じて決まったのはたったとひとつのゴールのみだった。63分にジュン・ニシカワ(西川潤)が冷静にハーフボレーを決め、日本が3度目のタイトルを引き寄せたのだ」と綴り、「文句なしの出来映えだった」と評した。

 
 一方で快進撃を続け、2度目のU-17ワールドカップ切符を手にしたタジキスタンについては、「称えられて然りの戦いぶりで、決勝でも常にアグレッシブに振る舞い、果敢に前に打って出た。リードを奪われてから決死の反撃を試みたが……最後の局面でのアイデアに欠けてしまった」と記し、「日本はリク・ハンダ(半田陸)を中心としたディフェンスが鉄壁で、高い集中力でタジキスタンの攻撃を跳ね返し続けた」と、森山ジャパンの守備を絶賛している。
 
 今大会のベスト4である日本、タジキスタン、韓国、オーストラリアは揃って、来年ペルーで開催されるU-17ワールドカップの出場権を得た。アジア勢の過去最高位は4位(1989年大会のバーレーン、91年大会のカタール、95年大会のオマーン)で、AFC加入前のオーストラリアが99年大会で準優勝を飾っている。はたして日本を含む4チームは20年越しの大躍進を遂げられるか。ビッグトーナメントは2019年10月5日に開幕する。
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