「史上最多だ!」「日本の執念が実った」3度目アジア制覇のU-16日本代表をAFC公式が絶賛!

2018年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦闘の連続で掴んだ栄冠、そして自信

2大会連続のU-17W杯出場を決め、6年ぶり3度目のアジア制覇を達成した森山ジャパン。苦闘の末に辿り着いた頂点に、表彰式では歓喜が弾けた。写真:佐藤博之

 現地時間10月7日にマレーシアで行なわれたU-16アジア選手権決勝。グループリーグでスコアレスドローを演じた日本とタジキスタンの"再戦"は、後者の鋭いカウンターに苦しみながらも主導権を握り続けた前者に軍配が上がった。63分にエースの西川潤が決めた決勝弾を守り切り、日本が6年ぶり3度目のアジア制覇を果たした。
 
 森山佳郎監督が率いる若きサムライブルーの戦いぶりを称えたのが、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトだ。過去17回の大会で、日本はサウジアラビア、中国、韓国、北朝鮮、オマーンとともに2度の優勝を誇っていたが、今回の戴冠で頭ひとつ抜け出した。「日本代表の若武者たちが史上最多3度目の栄誉を手にし、凱歌を上げた」と綴り、以下のようにマッチサマリーを掲載している。

 
「日本は戦前の予想通り、分厚いポゼッションでゲームを支配したが、タジキスタンも効果的なカウンターで応酬し、ともにチャンスを掴み合う激しい攻防戦となった。それでも均衡を破ったのは日本だった。63分、リュウマ・ナカノ(中野瑠馬)が鮮やかなステップで左サイドを突破し、中央へ正確なパス。ぬかるんだピッチ状態ながら、これをジュン・ニシカワが確実に左足のハーフボレーで合わせ、決勝点としたのだ。日本の勝利への執念が実った瞬間だった」
 
 グループリーグを2勝1分けで切り抜け、決勝トーナメントに入ってからもオマーン、オーストラリアを相手に苦戦を強いられ、ひとつずつ勝ちを拾ってきた森山ジャパン。耐えに耐えて手にした栄冠と自信は、来年ペルーで開催されるU-17ワールドカップへの貴重な財産となったはずだ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事