「PKになった瞬間に自分から蹴らせてくれと言った」 鎌田大地、今季3点目で自身の初先発と第一子誕生を祝う

2018年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

パパになったばかりの鎌田が今シーズン3点目!

早くも今季3点目を決めた鎌田。冨安とともにフル出場した。遠藤は途中出場し、ボランチでプレーし、持ち味を発揮した。 (C)STVV

 ジュピラーリーグ(ベルギー1部)の第10節、シント=トロイデン(STVV)はホームでムスクロンと対戦し、3-1で勝利。鎌田大地は早くも自身3点目をあげている。

 この試合、日本代表に選出された冨安健洋、そして鎌田が移籍後初となる先発出場を果たし、遠藤航はベンチスタートとなった。

 26分、ロマン・ベズスからのスルーパスに走り込んだヨアン・ボリがエリア内で倒されてPKを獲得。これをジョーダン・ボタカが冷静に決めてSTVVが先制する。しかしムスクロンは退場者をひとり出しながらも、ブルーノ・コドーが42分にゴールをあげ、前半は1-1で折り返した。

 後半、STVVは遠藤を投入して攻守の活性化を図る。84分、CKからの高いボールをその遠藤がゴール前に折り返し、ジョルジ・テイシェイラがヘディング。そしてGKが弾いたところをボリが押し込み、勝ち越しに成功した。

 さらに88分、鎌田がペナルティーエリア内で倒されたプレーが、VAR判定によりPKとなる。

 「PKは自分から蹴らせてくれと言った」という鎌田は、冷静にゴール左隅に蹴り込み、自らの初先発出場、そして第一子誕生への祝砲とした。

 試合は3-1で終了し、鎌田、冨安はともにフル出場で勝利に貢献し、遠藤も途中出場ながら2点目の起点となるなど、存在感を示した。

 試合後、鎌田は以下のように試合を振り返っている。

「今日の試合は(ムスクロンが)11人のときから、うちのほうが攻撃の機会は多く、ボールも支配していましたが、相手がしっかりしたプレーをしてきたというか、なかなかスペースが空かない難しい展開でした。

(相手が)10人になって(相手の)やることがさらにはっきりして守ることに集中していたので、なかなか崩すのが難しかったですけど、時間が経てばどこかでチャンスが来ると思っていたので、それを信じながら戦っていました。

 僕自身、相手DFがすごく集中してる中で、クロスに上手く入ろうとしても身体をぶつけられたり引っ張られたりしていたけれど、PKになったシーンではそれを逆手にとることができました。相手の裏からクロスに入ったところを掴まれて倒されたので、僕自身はすぐにPKだなと思いましたし、VARでPKになった瞬間に、自分から蹴らせてくれと言いました」

 STVVは前節アンデルレヒト戦のドローをはさみ、ここ4試合で3勝1分けと好調を維持。次節は20日、コルトレイクのホームに乗り込む。

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