「モウリーニョはマジで最高の仕事をやってるよ!」 マンCファンの伝説的ロッカーが宿敵を盛大に皮肉る!

2018年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

シティ・ファンとして宿敵の補強にも持論を展開!

優勝祝賀会にも参戦するなど、根っからのマンCファンとして知られるN・ギャラガー(左)は、宿敵ユナイテッドの現状をほくそ笑んだ。 (C) Getty Images

 プレミアリーグが7節を終えた今、優勝候補の一角と目されているマンチェスター・ユナイテッドが苦境に立たされている。3勝1分け3敗の勝点10と、過去29年間で最悪の序盤戦となったのである。

 前節のウェストハム戦で1-3の完敗を喫し、ミッドウィークに行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のバレンシア戦も良いところなく、スコアレスドローに終わったユナイテッド。そんなチームにあって責任を追及されているのが、指揮官のジョゼ・モウリーニョだ。

 チームのメインキャストであるポール・ポグバとの確執が浮き彫りになり、チーム内の分裂を引き起こしていると指摘されているポルトガル人監督は、いつクビを切られてもおかしくない、いわば尻に火が付いた状態にある。

 そんなモウリーニョに対し、「素晴らしい仕事ぶりじゃないか」と皮肉を飛ばしたのは、ユナイテッドの宿敵マンチェスター・シティの熱狂的なファンにして、英国を代表するロックバンド「OASIS」の元メンバーであるノエル・ギャラガーだ。

「キング・オブ・ロック」とも称される伝説的なロックアーティストは、ユナイテッドを操舵できずに苦心しているモウリーニョを、英国のスポーツ専門メディア「talkSPORT」で次のように皮肉った。

「いや、ユナイテッドがこんなになるなんて信じられないよな。実際、モウリーニョはマジで素晴らしい仕事をやってくれてると思うね。誰もうまくやってないし、誰も見る気すら起きないだろ。そんなあいつらを見れるのは最高だ。俺たちシティ・ファンは、30年前からトロフィーを獲れなかったことをバナーでいじられてきたから、マジで最高だよ」

 憎きライバルの失墜をほくそ笑んだN・ギャラガーは、その理由についても語っている。これが意外と核心をついており、非常に興味深い。

「過去は過去さ。ユナイテッドもリバプールが勝てなかった時には、良い時を過ごしたんだなと思うよ。だけど、今はどうだ? あいつらはとにかく何がしたいのか分からない。計画性が微塵もない。

 ユナイテッドのファンやメディアは、『モウリーニョは出ていく』なんて言ってるけど、モウリーニョが今も監督を続けている理由を知らないのか? それは他にやりたがる奴がいないということさ。ジダン? あいつは英語を喋れないだろ。それは、カオスを招くだけだ。すでにカオスなクラブにな!」

 さらに、「今のユナイテッドはチームじゃない」と揶揄したN・ギャラガーは、他クラブも引き合いに出しながら、宿敵の補強策についても持論を展開している。

「あいつらは大金を叩いているが、何も買えちゃいない。シティとの違いは何か? それは、獲った選手を見れば一目瞭然だろ。ザネ、デ・ブルイネ、B・シウバ、ウォーカー。彼らにもずいぶんと資金を費やしたけど、全員が明確なビジョンを持っていて、華麗な選手たちだろ? 貢献もしてくれてる。

 一方のユナイテッドは全くのノープランで、無駄に買い漁っているだけ。リバプール、トッテナム、そして俺たちシティは、強くするための計画を持っているけど、ユナイテッドは"散弾銃"だけを買いまくってる感じだ。あんなんじゃ、チームにはならない」

 散々に皮肉られてしまったユナイテッドは、はたして、ここから巻き返して伝説のロッカーを見返せるか? 現地時間10月6日に行なわれる第8節ニューカッスル戦は、モウリーニョ監督の去就を左右する"大一番"となりそうだ。

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