「まじめなプロ」「メッシより好き」性暴行疑惑に揺れるC・ロナウドをユーベがSNSで擁護! 仲間は敬意を

2018年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手間では、C・ロナウドを交えた食事会を開催!

疑惑の真相は明らかになっていないが、C・ロナウドは断固として否定。そしてユーベもその姿勢を後押しした。 (C) Getty Images

 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、今、先月に明るみになった9年前にアメリカ、ラスベガスのクラブで出会ったという女性に性暴行を加えた疑惑が取りざたされている。

 個人スポンサーであるナイキ社も「深い懸念」を表明するなか、C・ロナウド自身は一貫して潔白を主張し、被害を訴えた側を「断固否定する。レイプは僕の信念に反する犯罪だ」と非難している。その考えに所属クラブのユーベも擁護する姿勢だ。

 現地時間10月4日、ユーベはクラブの公式ツイッターで、「C・ロナウドはこの数か月で、その見事なプロ意識とまじめさを示してきた。ユーベの全員がそれを称賛している」と、C・ロナウドへの信頼を強調した。

「約10年前に遡って主張されている件が、その意見を変えることはない。この偉大なるカンピオーネ(一流選手)に触れたすべての人間がその意見を共有している」

 タイミングは偶然だろうが、チームメートのフェデリコ・ベルナルデスキもイタリア紙『Tuttosport』で、「選手としてのC・ロナウドは周知のとおりで、個人的には世界最強だと思っている。リオネル・メッシよりも彼のほうがずっと好きだったんだ」と、C・ロナウドを絶賛した。

「彼が素晴らしい人間であることも知った。謙虚で、とてもポジティブなんだ。そのポジティブさが伝わるんだよ。そこがメッシより好きなんだ。EURO決勝を覚えている。前半途中にケガで交代を余儀なくされたけど、ベンチでずっと仲間を鼓舞し、ポジティブさを伝えていた。

 勝者のメンタリティーという点では、ユーベは、すでに素晴らしいクラブで、誰からも学ぶことがない。でも、C・ロナウドの加入はさらなる何かをチームにもたらした」

 さらにベルナルデスキは、「バレンシア戦の退場からも分かるでしょ」と、チャンピオンズ・リーグ(CL)開幕戦でC・ロナウドが退場した時のことも振り返っている。

「バロンドールを5回受賞し、CLを5回制した彼が泣いたことが、彼の情熱を物語っている。僕は彼に『君が世界最強だ』と言って落ち着かせようとした。泣くのを見たくなかったからだ。あの退場は本当に不当だった」

 ベルナルデスキ以外のチームメートたちも、ポルトガル代表FWを励ます言葉をかけたことだろう。レオナルド・ボヌッチのインスタグラムを見る限り、ユーベの面々は4日の練習後にC・ロナウドを交えてチームで夕食会を開いたようだ。

 ボヌッチは、「ありがとう、ピャニッチ」とコメントしており、司令塔ミラレム・ピャニッチがディナーをおごったことを示唆している。

 前所属のレアル・マドリー時代には時折、自身に対するクラブからの愛情を求めるコメントを発していたC・ロナウドだが、少なくとも今のところ、ユーベではその愛情を感じられているのではないだろうか。

 年内はポルトガル代表でプレーしないことも明らかになったC・ロナウドは、プライベートで問題を抱える中でも、ピッチでチームに貢献し続けられるだろうか? 開幕から公式戦9試合全勝と絶好調のユーベは、現地時間10月6日に行なわれるセリエA第8節でウディネーゼと敵地で対戦する。
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