武藤に影響も? ニューカッスル会長が食事会を実施! 3時間弱にわたる話し合いで決まったことは…

2018年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦境を脱するためにオーナー自ら動く!

いまだ契約延長にサインしていないというニューカッスルの指揮官ベニテス。そんな智将を交えた親睦会をオーナーが企画したという。 (C) Getty Images

 武藤嘉紀が所属するニューカッスルは、開幕から苦しい戦いが続いている。プレミアリーグでは白星がなく、2分5敗で最下位ハダースフィールドと同じ勝点だ。リーグカップでは格下のノッティンガム・フォレスト(英2部)を相手に2回戦で敗退させられた。

 ラファエル・ベニテス監督は開幕前から、オーナーのマイク・アシュリー氏が、補強資金を出し渋ったことに不満を表していた。だが、移籍市場が幕をあける1月には何かが変わるかもしれない。

 英紙『Guardian』によると、アシュリー氏は10月3日、ベニテスやチームスタッフ、トップチームの選手たちと食事会を実施。同紙は、3時間20分にわたる会のなかで、選手たちとオーナーは有意義に意見交換を行ない、互いに「好感触だった」と報じている。

 ベニテスはアシュリー氏と「友好的な会話」をし、1月の補強に対して楽観しているという。

『Guardian』は、「ベニテスは以前も約束を破られている」とし、アシュリー氏が本当に補強に動くかは、「時間が経たなければ分からない」と指摘。そのうえで、同氏氏が定期的に練習や試合に顔を出す姿勢で、1月の補強に向けて動いている模様と伝えた。

 今シーズンが契約最終年となるベニテスだが、いまだクラブとは契約延長に至っていない。

『Guardian』は、クラブそのものを売却する可能性を残すアシュリー氏は、智将の続投を望んでおり、そのためにもプレミアリーグからの降格を避けたい考えと報じている。その最低限の目標を達成するために、同氏は選手たちに、シーズン後の慰安バカンスを含めた残留ボーナスも提案したそうだ。

 アシュリー氏は本当に冬のマーケットで積極的な補強に打って出るのか、そして、その場合は武藤にどんな影響を及ぼすのか、今後の進展が注目される。

 ただ、まずは目の前の戦いに集中しなければいけない。ニューカッスルは現地時間10月6日に行なわれるプレミアリーグ第8節で、同じく不穏な空気が漂うマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦する。
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