アーセナル、ミランは3発快勝! “マイスター”セビージャはロシアの伏兵に逆転負け… 【EL第2節】

2018年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

チェルシーはモラタの一撃で連勝を飾る

3ゴールを挙げてしっかり勝点3をモノにしたアーセナル(左)とミラン(右)。 (C) Getty Images

 10月4日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節が行なわれ、24の熱戦が欧州各地で繰り広げられた。
 
 まず日本人選手に目を向けると、今節は5人中4人が先発出場。レッドブル・ザルツブルク(セルティックに3-1)の南野拓実が逆転ゴールなどでチームを勝利に導けば、フランクフルト(ラツィオに4-1)の長谷部誠は守備で安定感を見せて連勝に貢献。べティスの乾貴士も72分までプレー、チームはデュドランジュ相手に3-0の完勝を飾っている。

 マルセイユの酒井宏樹は前半に背後からファウルを受け、後半開始前に交代。チームは2点をリードするもアポロン・リマソルの粘りに抗し切れず、90分に追いつかれた。最後にアンデルレヒトはディナモ・ザグレブに0-2の敗戦。森岡亮太の出番は、後半終了間際からの数分間だった。
 
 さて、その他の試合でまず特筆すべきは、「ELマイスター」セビージャがロシアのクラスノダールに1-2で敗れた一戦だろう。
 
 2015-16シーズンにEL3連覇を果たし、UEFAカップ時代を含めれば5回の優勝を誇る「ELマイスター」はこのアウェーでの一戦、43分にCKからノリートがダイレクトで放ったシュートが相手選手に当たって軌道が変わり、先制ゴールを奪う。
 
 しかし後半、72分に交代出場のペレイラに低い弾道のシュートで同点にされると、終了間際の88分、鋭いFKはGKヴァツリークが弾き出すも、その直後の攻めでオクリアシビリに鮮やかなオーバーヘッドでゴールを割られ、土壇場で勝ち越しを許してしまった。
 
 もっとも試合自体は、ボールポゼッション、シュート数でもホームのクラスノダールが上回っており、セビージャが相手の猛攻に苦しみながら、クロスバーに助けられるような場面もあっただけに、結果は順当と言えるかもしれない。
 
 ビッグクラブに目を向けると、アーセナル(グループE)とミラン(F)はともに、3ゴールを挙げて連勝、首位を守っている。
 
 アゼルバイジャンのバクーでカラバフと対戦したアーセナルは、開始4分でCBのパパスタソプーロスがCKから味方のヘディングシュートの軌道を変えて先制ゴールを挙げる。
 
 その後は危険な場面も迎えたが、守備陣がこれをしのぎ切り、53分にペナルティーエリア右に侵入したスミス・ロウがアーセナルでの初得点を記録。さらに80分、ゲンドゥジが右足でダメ押しゴールをゲット。こちらはキャリア初のゴールとなった。
 
 ミランは14分にゲレーロのヘッドでオリンピアコスのリードを許すも、後半途中から登場したクトローネが70分に同点とし、76分にはイグアインが勝ち越し弾。さらに3分後、再びクトローネが加点してトドメを刺した。チャルハノールは2つのアシストを決め、さらに自身もポストを叩く惜しいシュートを放つなど、サン・シーロでの一戦で存在感を示した。
 
 最後にチェルシーは、ハンガリーのモル・ヴィディをホームに迎え、7割近いポゼッションを誇りながら攻め立てたものの、なかなかゴールネットを揺らせずに試合は後半へ突入する。
 
 そして70分、縦パスをウィリアンがフリックしてゴール前に入れると、モラタが押し込んでようやくゴール、結局、これが決勝点となり、チェルシーは勝点を6に伸ばし、こちらもグループLのポイントリーダーの座を維持している。
 
 EL第3節は、25日に行なわれる予定だ。
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