ユナイテッド主将バレンシア、モウリーニョ解任要求のSNSに「いいね」で謝罪

2018年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

“造反組”のひとりだけに大きな反響が。

慌てて謝罪した主将のバレンシア(右)だが、“造反組”のひとりと言われている選手だけに…。(C)Getty Images

 ジョゼ・モウリーニョ監督を巡って不穏な空気が漂うマンチェスター・ユナイテッドからは、連日のようにネガティブなニュースが届いている。今回は主将アントニオ・バレンシアだ。

 指揮官の進退が懸かると言われたチャンピオンズ・リーグのバレンシア戦で、ユナイテッドは0-0と引き分けた。だが、チームのパフォーマンスとモウリーニョ監督を批判する声は途絶えていない。
 
 SNSでのそんな声のひとつに、主将のバレンシアが反応した。自身の写真とともに「何かを変える必要がある。モウリーニョは去るべき時だ」と記された投稿に、バレンシアが「いいね」をしてしまったのだ。

 キャプテンマークを巻くバレンシアは、ポール・ポグバを筆頭とする"造反組"と同様、モウリーニョ監督との確執が噂されている。そんな中での「いいね」が反響を呼んだのは言うまでもない。

 バレンシアはその後ツイッターで、「文章を読まないでインスタグラムの投稿にいいねをしてしまった。僕の見解ではない。謝罪する」とお詫びのコメントを発している。

「僕は監督やチームメイトを全面的に支持しているし、結果を良くするために、僕ら全員が全力を尽くしているところだ」

 英公共放送「BBC」によると、マルアン・フェライニは「もっとうまくやり、改善していこうと、全員が同じ方向を向いている」と、チームの団結を強調している。

 だが、プレミアリーグで10位と29年ぶりの低調な序盤戦となり、リーグカップでは格下相手に敗退を余儀なくされ、CLでも連勝を逃したモウリーニョ・ユナイテッドが苦境にあるのは確かだ。

『ESPN』によると、オーナーのグレイザー家はいまもモウリーニョ監督を支持しているというが、カリスマ指揮官はシーズン終了までユナイテッドのベンチに座っていられるだろうか。チームは6日のプレミアリーグ第6節で、武藤嘉紀が所属するニューカッスルと対戦する。
 
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