「アジアの審判まじで無理」「頭突きと蹴りはレッドでは?」ACL準決勝、鹿島・水原サポから審判への不満が噴出

2018年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

"真剣勝負"だからこそのぶつかり合いではあるが…

クォン・スンテとイム・サンヒョプが一触即発になりかけるシーンも。前半から水原三星のラフプレーも目立ったが、審判がファウルを認めないシーンも多く見られた。 (C) Getty Images

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝、鹿島アントラーズ対水原三星の第1戦が10月3日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、3対2で鹿島が先勝した。

 内田篤人の劇的な決勝ゴール、そして鹿島が目標に掲げるACL優勝に、また一歩近づいたことをファンは喜んでいるが、一方で前半はラフプレーも多く見られ、「ファウルが不公平だった」「一貫性がなさすぎ」と審判に対して非難が集中している。

 特に、1-2で鹿島が1点をリードされて迎えた46分、内田篤人がペナルティエリアに侵入し、相手DFに倒されたシーンで不満が爆発した。

「おーーーーい‼︎今のはPKだろーーーがーーー‼︎」
「アジアの審判まじで無理」
「これがACL セミファイナルの笛か…」
「完全なるPKが… VARはもう必須」
「内田は倒れ方がキレイだから、わざと貰いに行ったように見えちゃうのかもなぁ。」
「てか、本当、ファールの判定が水原寄り過ぎる」
「こんなラフプレーばっかりのチームには絶対負けたくないし勝つ」
「レフリーにイエローカードが必要」
「優磨のファールが認められるなら、内田を倒した相手DFのプレイはファールでPKだったろ。なんで一貫した判定しないかなぁ」

 こうした審判の一貫性を疑うツイートは、内田が逆転ゴールを決める試合終了間際まで多く見られた。

 一方で、韓国メディアや水原三星のサポーターからは、鹿島の韓国出身GKクォン・スンテの処分について「軽すぎるのでは」という声が上がっている。

 事が起きたのは44分、鹿島GKのクォン・スンテと水原三星のイム・サンヒョプの競り合いから諍いとなって試合が中断。審判が間に入るまでもみ合いが続いた。

 韓国メディア『スポーツ東亜』は「この試合がヒートアップした45分、スンテはヨム・ギフンのシュートを阻んだ後に、サンヒョプとエキサイトしている。サンヒョプに蹴りを入れ、スンテは明らかに頭突きをするように見受けられたが、イエローカードに"逃れた"」と処分に対して批判的なコメントを掲載した。

 水原三星のサポーターも、SNS上で「頭突きと蹴りって普通は退場(レッド)では?」「アジアサッカー連盟(AFC)はあの頭突きを見たの? スンテは少なくとも次の試合は出場停止にするべきだ」「審判の頭はガラクタなのか。彼は明らかに蹴ったのにイエローカードって」などの声を上げていた。しかしこれらも、内田の逆転ゴールが決まって以降、鳴りを潜めている。

 第2戦は、鹿島にとってアウェーでの一戦となり、激しい内容になることは必須。鹿島、水原三星の両チームにとって、気持ちのいい試合になることを祈るばかりだ。
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