「正直に言うよ。移籍しようと思ってた…」 今季絶好調のアザールが衝撃の激白! 彼を引き留めたものは?

2018年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

未来については「いつかは退団するかもしれない」とも

今シーズンはW杯での疲れを一切感じさせず、持ち味であるキレのあるドリブルをいかんなく発揮しているアザールの口から、驚き言葉が発せられた。 (C) Getty Images

 今シーズン、目下、絶好調なのがチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールだ。公式戦8試合で7ゴールと、ブルーズの背番号10は、いまだ無敗のチームを力強く牽引している。

 現地時間9月29日に行なわれたプレミアリーグ第7節リバプール戦でも、味方からのスルーパスに素早く反応し、最後は名手アリソンとの1対1を冷静に制するゴラッソを決めたアザール。だが、開幕前にはチェルシーを退団する噂が飛び交っていた。

 先のロシア・ワールドカップでベルギーを3位入賞に導き、改めて声価を高めたアザールは、今夏の移籍市場でティボー・クルトワとともにレアル・マドリーへ行くことがしきりに報じられた。

 しかし結局、マドリーへ行ったのはクルトワのみで、マウリツィオ・サッリの熱烈なラブコールを受けたというアザールは残留を決意。そして今に至っている。

 そんな27歳のベルギー代表MFはやはり、スペイン挑戦を切望していたようだ。リバプール戦後に英スポーツ専門チャンネル「BT」のインタビューを受けたアザールは、そこで「正直に言うよ」と切り出し、大胆にも今夏にチェルシー退団を真剣に考えていたことを告白した。

「正直に言うよ。ワールドカップの後、僕はこのチームを離れたかった。僕の夢は、スペインでプレーすることだからね。だけどその後、経営陣や監督と話して、『残ることにする』と伝えたんだ。サッリ新監督とのサッカーを楽しめていたからね。今となっては、ここに残ったことに満足しているよ。契約が切れるまでには2年ある」

 移籍願望があったことを公言したアザールは、「いつか退団することは考えている」とも明かしつつ、キャリアをチェルシーで全うすることも示唆した。

「キャリアをチェルシーで終える? そうだね、できるなら間違いなくそうしたい。だけど、同時に退団する可能性も僕は考えている。

 僕はこのクラブを、このファンを、この街を、このチームメイトを愛している。だから残ることは簡単だ。いずれにしてもはっきりしているのは、残るにしても、退団するにしても、僕は幸せだということさ。チェルシーは人生の一部だからね。ともかく成り行きを見ていこうよ」

 インタビューの最後には、「今はゴールを決めることだけを求められている。20点獲りたいね」と意気込んだアザール。チェルシーへの忠誠を誓い、何かが吹っ切れたように躍動する天才MFの勢いはどこまで持続するか? そのパフォーマンスから目が離せない。

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