ペップが“炎上”を招く選手のSNS利用に独自理論! 「今も昔も人間の性格は変わらないけど…」

2018年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

パーソナルな部分を発信できるようになったと同時に…

メリットと同時に監督からすれば、デメリットも少なくない選手のSNS利用にグアルディオラは、何を思うのか? (C) Getty Images

 スマートフォンやパソコンといった電子機器の進化とともに、猛烈な勢いで普及したのがSNSだ。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムと、アプリケーションの数は枚挙に暇がない。

 SNSの普及とサッカーも無関係ではない。クラブや選手が、よりパーソナルな情報をファンに向けて発信できるようになったと同時に、時にあらぬ誤解や問題を招き、"炎上"に繋がることもある。

 最近で言えば、現地9月25日のリーグカップ3回戦のダービー戦で、招集メンバーから外れたマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバが、スタンド観戦中にインスタグラムを更新。その軽率な行動が、ジョゼ・モウリーニョ監督の反感を買い、叱責されることとなった。

 多くの監督の悩みの種でもある選手のSNS使用について、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が持論を展開した。英紙『Independent』が、その内容を伝えている。

 シティにもSNSを利用する選手が多く、なかでもフランス代表DFのバンジャマン・メンディは、グアルディオラが「少しはSNSのことを忘れて、集中して課題を改善すべきだと思う」と公言したほど、頻繁に更新している。

 スペイン人指揮官は、チーム内にきちっとしたルールを設けている。ミーティング室、分析室、トレーニングジム、そして練習グラウンドでのスマホの使用を禁止しているのだ。これに違反した者は、立場や給与に関係なく、罰金が言い渡されるという(メンディはこれをすでに破ったとも……)。

 そんなグアルディオラは、「今も昔も、人間の性格というものは同じだ」と訴えながら、指導者がSNS隆盛時代に適応する必要性があることと指摘した。

「チームはチームで、ナイスガイはナイスガイさ。エゴも変わらない。ただ、唯一異なるのは、SNSがあることだ。今や、とてもポピュラーなものになった。かつては、選手たちがロッカールームの中や外で何をしているかなんて、誰も知らなかった。だけど、今では、誰もが全てを知ることができる。

 外部の人間の誰もが、チーム内で何が起こっているか知っている。だから、我々はそれに適応しなければならない。人間は人間のままだ。それは昔と変わっていない」

 クラブ内に厳格なルールを設けることで、"SNS時代"に適応しているグアルディオラ。選手たちのオフ・ザ・ピッチでの振る舞いにも規律をもたらしていることが、今のシティの強さの秘訣なのかもしれない。

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