プレミアの覇権争い、ギグスはシティ有利と予想も「内容が悪くても結果を残している」とリバプールを高く評価

2018年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「無敗」の3チームがこのまま優勝を争うのか。

シティの連覇を予想しつつ、ギグスは「悪くても勝てる」今シーズンのリバプールを高く評価する。(C)Getty Images


 プレミアリーグで唯一、開幕から全勝を誇っているのが、ユルゲン・クロップ監督の下で悲願の優勝を目指しているリバプールだ。

 現ウェールズ代表監督のライアン・ギグスは、英衛星放送「Sky Sports」で、「ラヒーム・スターリング、ルイス・スアレス、ダニエル・スターリッジが爆発していた頃のリバプールは本当に見事だった。だがおそらく、今のチームのほうが、全体的にはバランスが取れている」と評価している。

「トレント・アレクサンダー=アーノルドのような活きのいい若手に加えて、主力に26歳から28歳の、いわゆる年齢的にキャリアのピークを迎えている選手が多く、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーの経験もある。そのへんが今のチームはうまくミックスされているんだ」
 
 さらにギグスは、「いくつかの試合では良いプレーができていなかったが、結果はしっかり残している」と、内容が悪い中でも勝利を重ねたことが大きいと続けている

「これはかなりスゴイことだよ。それこそが優勝チームのかたちだからね。3点とか4点は取れない中でも、勝利という結果を引き出すことが優勝するためには必要なんだ」

 ギグスは、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティとリバプールがタイトルを争うと予想しているが、その一方で、「チェルシーを外すことはできない。良いプレーをしているからだ」と、マウリツィオ・サッリ監督のチームも高く評価した。

「チェルシーがわずか2年前に優勝し、タイトル獲得のためになにが必要かを知っている選手がまだ残っていることを忘れてはいけない。リバプールにはそういった選手たちがいないんだ。ただ、どこかで始まりがなければいけない。そしてリバプールはここまで見事な戦いを見せている」

「私はまだシティが有利だと思っている。グアルディオラは優勝した次のシーズンも勝つし、シティにはその優勝したメンバーが残っているからね」

 6節を消化したプレミアリーグで無敗を誇る3チームは、ギグスが予想するように、このままタイトルレースを繰り広げるのか。今後の戦いから目が離せない。
 
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