EURO2024の開催国がドイツに決定! 1988年以来2度目!! トルコは4度目のチャレンジも…

2018年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

10都市で24か国が熱い戦いを繰り広げることに!

ドイツに、久々にビッグイベントが戻ってきた。スローガンは「UNITED BY FOOTBALL.(サッカーでひとつになる)」 (C) Getty Images

 9月27日、スイス・ニヨンで行なわれたUEFAの総会において、2024年のEURO(欧州選手権)がドイツで開催されることが決定した。
 
 2020年大会では13か国での分散開催が実施されることになっているEUROだが、これは1回限りとして、4年後の大会では再び1か国での開催に戻されることとなり、ドイツの他に、トルコも開催国に立候補していた。
 
 ドイツは1974、2006年と2度のワールドカップ、EUROは1988年に開催した経験を持ち、優勢であると見られていたが、一方でロシア・ワールドカップ後にメスト・エジルが人種差別を受けたとして代表引退を発表したことが、この件にどう影響するかが注目された。
 
 国内では、ブンデスリーガの各試合で試合前に選手たちが、EURO2024招致のバナーの前で記念撮影を行なうなど、開催をアピールする一方で、各クラブのサポーターが国内に様々な問題を抱えた状態での開催に異議を唱えるなど、この数週間は対照的な光景が各スタジアムで見られた。
 
 そして迎えた各国理事による投票の末に、ドイツはトルコを抑えて2度目のEURO開催の権利を手にした。同大会で複数ホストカントリーとなるのは、フランス(1960、1984、2016年)、イタリア(1968、1980年)、ベルギー(1972、2000年※)に次いで4か国目である。※=オランダとの共催
 
 すでに立候補の時点で開催候補都市が決定しており、ベルリン、ミュンヘン、ドルトムント、ゲルシェンキルヘン、シュツットガルト、ハンブルク、デュッセルドルフ、ケルン、ライプツィヒ、フランクフルトが選出されている。
 
 一方、トルコはギリシャとの共催を狙った2008年大会(オーストリア・スイスで開催)から2012年(ポーランド・ウクライナ)、2016年(フランス)と連続して立候補するも敗北、2020年はイスタンブールでの夏季オリンピックを招致したが、こちらも東京に開催権を奪われた。
 
 期間は6月7日~7月7日、24の出場国で行なわれる予定の2024年大会だが、過去に幾度もビッグイベントを成功させた実績があり、最高レベルのスタジアムを持つドイツだけに、素晴らしい大会となることが早くも期待される。
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