「最大のチャンスはカガワから生まれた」 CL途中出場の香川真司、海外メディアからはスコアラーに次ぐ高評価!

2018年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「投入後はドルトムントのリズムが変わった」

攻撃のリズムを変えたことで、一定の評価を得ている香川。ファーブル監督からの評価はいかなるものか? (C) Getty Images

 9月18日(現地時間)に開幕したチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第1節、ドルトムントはベルギーのクラブ・ブルージュとアウェーで対戦し、終盤のプリシッチのゴールで1-0の勝利。香川真司は62分に、今シーズン公式戦初出場を果たした。

 久々の出場となった香川に対し、ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、以下のように評している。

「香川は62分、"不幸なアイドル(ゲッツェ)"と交代した。日本人MFが攻撃に参加したことで、停滞していたドルトムントの前線は少し良くなった。ゴールこそなかったが、サンチョに代えてプリシッチが投入された後、最大のチャンスは香川から生まれた。ピシュチェクのボレーは、正しく当たらなかったことが惜しまれる」

 アメリカのスポーツ専門メディア「ESPN」イギリス版は、香川に10点中5点という評価。「日本人のMFは、ゲッツエがプレーした1時間に比べれば、相手にとって危険を感じるシチュエーションをもたらした。決定的なシーンではベルギー人(ヴィツェル)との間にDFの足が入り込んでいて、結果には結びつかなかった」と綴っている。

 ちなみに同メディアの最低点は、ゲッツエとサンチョで3点、最高点はCBのアカンジとディアロの7点だった。

 そして、ドイツのドルトムント・コミュニティ「FEAR THE WALL」は、10点中6点の採点。スコアラーであるプリシッチに次ぐ高評価で、「シンジはゴールこそ決めなかったが、少なくともドルトムントの攻撃に創造的な要素をもたらした」と、投入後のチームへの作用を高く評価している。

 共通の評価としては、やはり投入後にドルトムントの攻撃に変化があったこと。ただし、ゴールやアシストという目に見える結果に至らなかったことで、ベストな評価にまでは至らない、というところのようだ。

 試合後にドルトムント公式が更新したSNSには、サポーターから「香川は最初からプレーすべきだ」といった声も寄せられ、多くの共感を集めている。

 リュシアン・ファーブル監督の目に、今シーズン初出場の香川のプレーは、一体どう映ったのだろうか。
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