至宝ネイマールが劇的弾の同胞フィルミーノに囁いた“愛ある言葉”を英紙が激賞!

2018年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

いまにも泣き出しそうな表情で…

試合後にも健闘を称え合ったネイマールとフィルミーノ。同世代の両雄はプライベートでも大の仲良しだ。(C)Getty Images

 火曜日にアンフィールドで行なわれたチャンピオンズ・リーグ第1節、リバプールvsパリ・サンジェルマンの一戦は劇的な幕切れでホームチームが快勝を収めた。
 
 2-2で迎えた後半アディショナルタイム、激闘にケリをつけたのがリバプールのFWフィルミーノだ。72分からピッチに登場したブラジル代表は、右サイドでボールを受けると迷わずエリア内へチャレンジ。相手DFふたりを鋭い切り返しで手玉に取ると、右足を強振してファーサイドのゴールネットに蹴り込んだのである。左目を手で押さえるパフォーマンスで、歓喜に沸くサポーターの声援に応えた。
 
 本来ならスタメンを張るはずのフィルミーノだが、この日はベンチスタートとなった。先週末のプレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー戦でDFヤン・ヴェルトンゲンと接触した際、相手の指が左目に食い込んで負傷退場。ユルゲン・クロップ監督は「大事には至っていないが、すぐの回復は見込めない。パリとの試合は出場できないと思う」と見込んでいた。
 
 ところが、不屈の点取り屋はみずからメンバー入りを志願。最終盤に大仕事をやってのけ、「ずっと試合に出たくてウズウズしていた。その気持ちがあのゴールに繋がったんだと思う」と喜びを口にし、目の状態については「大丈夫。よく見えていたよ」と笑った。僚友のサディオ・マネも「ロベルトは目がなくてもすべてお見通しのスーパーな男なんだ」と称えている。

 
 そんななか、試合後のミッスクゾーンの光景を伝えたのが英紙『The Sun』だ。殊勲のフィルミーノの元に歩み寄ってきたのは、パリSGのエースで同胞のネイマール。ほんの数秒の絡みだったが、感動的な光景だったという。
 
「この日のネイマールはいまひとつの出来だったが、ピッチ外では素晴らしい振る舞いを見せた。試合後にブラジル代表のフィルミーノを見つけるや、いまにも泣き出しそうな表情で「おめでとう。偉大なプレーだったよ」と囁き、強く抱き寄せたのだ。目の負傷を心底心配していたようで、激闘のあとの心温まるシーンだった」
 
 グループ最大のライバルであるパリSGをも撃破し、リバプールはこれで公式戦6連勝。不安視されたフィルミーノの欠場も回避され、"超特急"はさらなる駆動力を得ていきそうだ。

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