長友佑都が攻守に奮闘! ガラタサライは曲者相手のCL初戦で3-0の快勝!

2018年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

果敢な攻撃参加から決定的なシュートも

自身7年ぶりのCLの舞台で、見事白星を飾った長友。攻守両面でソツのない動きを連続させた。(C)Getty Images

[CL第1節]ガラタサライ 3-0 L・モスクワ/9月18日/イスタンブール

 一気呵成に均衡を破ったのは、ホームサポーターの熱烈な声援を背に戦うガラタサライだ。開始10分、アクババのパスを左サイドで受けたG・ロドリゲスが、中央へ豪快にカットイン。ゴール前20メートルの位置から右足を振り抜くと、低弾道のショットは敵GKギリェルメの手を弾いてネットに突き刺さった。幸先良く先制に成功する。
 
 4-3-3システムの左SBでスタメンを飾った長友佑都は、序盤こそチームの攻勢ムードに乗って高いポジションを取ったが、リードを奪って以降は専守防衛を心掛けて堅実に対応。対面したロシア代表MFミランユチュクらに仕事をさせず、自身のサイドを崩される場面はほとんどなかった。
 
 ロコモティフがデニソフ、クリホビアフのセントラルMFコンビが重厚なパス回しを引き出し、主導権を握った時間帯もあったが、ガラタラサイはこれに対してラインをグッと下げてスペースを潰しにかかり、チャンスを掴むには至らない。ならばと矢継ぎ早にアーリークロスを送るも、ウルグアイ代表GKムスレラに難なく処理され、脅威とはなり得なかった。

 
 局面での激しさはあるものの、全体的に大味な展開のゲームは後半になっても形勢は変わらず、いたずらに時間だけが過ぎ去っていく。長友は55分にG・ロドリゲスのパスに抜け出してシュートを放つも、これはオフサイドの判定。機を見ては攻撃に絡む姿勢は見せるも、敵陣でボールを受ける場面は少なかった。
 
 がっぷり四つに組んだ攻防戦は見せ場が乏しかったが、ガラタサライは67分にデルディヨクが直接FKを蹴り込んで2-0。リードを広げて攻勢を強めたガラタサライは71分、長友の絶妙な右足クロスからアクパバがフリーヘッドをお見舞いするが、惜しくもGKの正面に。日本が誇るダイナモは最後まで、攻守両面で効果的な動きを披露し続けた。
 
 試合はアディショナルタイムにPKを決めたガラタサライが3-0で勝利。グループDはガラタサライ、ポルト、ロコモティフ、シャルケと実力が拮抗した4チームがひしめき合う。ホームゲームでの取りこぼしが致命傷となりかねない。トルコ王者は本拠地で貴重な3ポイントをゲットし、白星スタートを飾った。
 
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