高校年代屈指の守備者がJの舞台へ!大津高の福島隼斗が湘南入り

2018年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

福島の持ち味は気の利いたカバーリングと正確なロングキック!

インターハイではベスト8で敗れただけに、冬の選手権では悲願の日本一を掴み取りたい。(C)SOCCER DIGEST

 9月18日、湘南ベルマーレは大津高のDF福島隼斗(3年)が来季から加入すると発表した。
 
 2015年にU-15日本代表に選出された経験を持つ福島は、今季の高校サッカー界で注目を集めていた逸材だ。

 中学校3年生の時に、高校2年生の早生まれと高校1年生がメインとなる国体に飛び級で出場。その後、日本代表の植田直通(セルクル・ブルージュ)らを輩出した大津高に進学すると、1年次から頭角を現わす。2年生ながらキャプテンマークを巻く試合もあり、順調に成長を遂げていった。
 
 そんな福島の強みは、気の利いたカバーリングと正確なロングキック。チームは8月のインターハイで8強止まりだったが、CBの位置で強烈なインパクトを残したのは記憶に新しい。
 
 とりわけ、圧巻だったのは3-0で前橋育英を撃破した2回戦だ。相手はプロ注目のストライカー・榎本樹らを擁する優勝候補。その難敵に対し、ほぼ何もさせなかった。

 CBでコンビを組んだ吉村仁志(3年)が競り合いに強いため、自身は掃除役に専念。こぼれ球を瞬時に拾い、相手にボールを渡さない。

 また、最終ラインの背後に蹴られたボールに対しても、冷静に対応する。味方が釣り出されると、瞬時に空いたスペースをカバーした。そこからボールを奪うと、高質なロングキックを対角線上に蹴って局面を一発で打開。カウンターの起点にもなり、攻守両面で存在感を発揮していた。
 
 来季からのプロ入りを勝ち取った福島はクラブを通じて、意気込みをコメント。

「プロサッカー選手になることをひとつの目標としてきたなかで、タフでスピーディなサッカーを持ち味とする湘南ベルマーレでプレーできることを嬉しく思います。常に全力でプレーし、チームの飛躍に貢献できるよう努力したいと思います。これからよろしくお願いします」
 
 湘南でどのようなプレーを見せるのか。冬の高校サッカー選手権も含め、今後の活躍が楽しみだ。
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