「彼が僕に何を言ったのか知らないだろ?」 ドグラス・コスタ、唾を吐いた相手へ謝罪の意思なし

2018年09月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

最低でも3試合、多ければそれ以上の出場停止も…

暴挙の代償はどれほどのものとなるだろうか……。 (C) REUTERS/AFLO

 ユベントスのドグラス・コスタは、9月16日に行なわれたセリエA第4節のサッスオーロ戦で、相手選手に肘打ち見舞い、頭突きし、さらには唾を吐くという数々の暴挙で一発退場となった。
 
 当然、D・コスタの行為には批判が殺到。マッシミリアーノ・アッレーグリ監督も「許されない行為」と、クラブとして処分を科す考えを明かしている。
 
 D・コスタは試合後、自身のインスタグラムで「全てのユベントス・ファンに謝罪したい。良い時も悪い時も一緒にいてくれるチームメイトたちにも謝罪する」と、すぐに声明を発表した。
 
 だがこの謝罪には、暴挙に出た相手であるサッスオーロのフェデリコ・ディ・フランチェスコの名前が出ていない。そのため、一部から反省していないとの指摘もある。
 
 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、D・コスタはSNS上で、あるサポーターに「僕は12歳の頃、朝5時に起きていた。君は、彼が僕に何を言ったのか知らないだろ? 僕は、僕が謝罪すべき全ての人に謝罪する。自分が間違いを犯したからだ」とコメントした。
 
 D・コスタの主張が何を指しているのかは不明だ。ただ、ディ・フランチェスコが挑発したとの推測が少なくない。いずれにしても、D・コスタが当初の謝罪コメントで名前を出すのを失念したのではなく、ディ・フランチェスコに謝罪する考えがないことは確かだ。
 
 ディ・フランチェスコが何かを言ったのであれば、それがD・コスタを"狂気の沙汰"に駆り立てた原因かもしれない。ただ、アッレーグリ監督も指摘したように、挑発されたとしても、それに乗って暴挙に及んだことは言い訳できないだろう。
 
 最低でも3試合、多ければそれ以上の出場停止や罰金が科されるといわれているD・コスタ。チームとアッレーグリ監督に不要な迷惑をかけたということは確かである。
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