「カマダが勝利のバラをつけた!」デビュー戦で決勝点の鎌田大地を地元メディアが絶賛!

2018年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベルギーのリーグデビューで決勝ゴール! 鎌田が攻撃の起点に

ベルギーでのデビュー戦で見事ゴールを決めた鎌田。昨シーズンも出だしは好調だっただけに、このまま好調を維持したいところだ(写真は公式HPより)。

 9月16日(現地時間)、ジュピラーリーグ(ベルギー1部)の第7節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はアウェーで現在リーグ4位と好調のヘントと対戦した。

 日本人選手が5人所属しているSTVVだが、この試合に先発出場したのは冨安健洋のみ。日本代表のコスタリカ戦にフル出場した遠藤航、そして8月にドイツのフランクフルトから1年間のレンタルで加入した鎌田大地がベンチ入りした。関根貴大、小池裕太は怪我でベンチ外だった。

 ヘントサポーターの応援が響き渡るなか、先制点はSTVV。21分にアレクサンダー・デ・サールが均衡を破る。しかし後半開始早々の51分、ディラン・ブロンのゴールで追いつかれてしまう。膠着状態を打破すべく、STVVが60分にピッチに送り出したのが鎌田だった。移籍後初出場で、ベルギーでのデビューとなった。

 鎌田にとっては久々の公式戦出場となったが、ブランクを感じさせない動きを披露。持ち前のスピードとテクニックを発揮し、こぼれ球を素早くカウンターにつなぐなど、攻撃の起点となり、ヘントの守備陣を翻弄していく。

 すると80分、待望の瞬間が訪れる。ロマン・ベズスからのパスを受けた鎌田は、冷静にDFを2人をかわし、クロアチア代表GKのロブレ・カリニッチのプレッシャーをものともせず、右足でサイドネットに鋭く蹴り込んだのだ。鎌田の値千金弾でSTVVが勝ち越しに成功する。

 86分にベズスが2枚目のイエローカードで退場となり、ひとり少なくなるが、STVVは冨安らDF陣が身体を張ってピンチを凌ぎ切った。90+2分には遠藤航も出場。日本人選手3人が同じピッチに揃い踏みしてまもなく、試合は終了。STVVは強豪相手に勝点3を獲得し、2連勝を飾った。

 鎌田の活躍に、ベルギーメディアの『VOETBALKRANT』は、「デビューしたての日本人が試合を決めた!」と称えた。

「1-1と膠着したスコアを動かし、最終的に試合を決めたのはSTVVでのデビューを飾った男だった。カマダはヘントのDF2人をうまく振り切り、カリニッチすらかわして見せた。彼がSTVVに勝利のバラを付けたのだ! ベズスの2枚目のイエローカードさえ、その事実を変えるには至らなかった」

 STVVでは、今シーズンから加わった遠藤もデビュー戦の第2節でゴールを決めており、鎌田は「デビュー戦でゴールを決めた」ふたりめの選手となる。

 記念すべきゴールで初陣を飾った鎌田。これをきっかけに、新天地で定位置を掴みたいところだ。STVVは次節、ホームにアントワープを迎える。

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