「最後はバルサで終えたい」ペップが大物の前で注目のキャリアプランを明かした

2018年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

練習を見学に来たシメオネとのエピソードも

ペップにとっての“最後”とはいつになるのか。シティで栄華を極めるいま、相当先であるのは間違いない。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、注目発言だ。
 
 木曜日にスペインでオンエアされたテレビ番組『The Universo Valdano Show』に出演。同番組は元アルゼンチン代表FWで、引退後はレアル・マドリーで重職を歴任したホルヘ・バルダーノがホストを務めるトークバラエティーだ。旧知の大物を前にしたペップはそこで、監督キャリアの最後は故郷、バルセロナで終えたいと明かした。
 
「最後は自分のスタート地点に戻って終わるんじゃないかな。そう、ユースレベルの指導だよ。もし願いが叶うなら、それはバルサであってほしい」
 
 2006年にメキシコで現役を退いたペップは、バルセロナに帰還して指導者に転身、そのままBチームの指揮官に就任した。2007-08シーズンにチームを4部から3部に昇格させると、翌シーズンにはトップチームの監督に昇格。その後の4年間で数え切れないほどのタイトルを奪取し、黄金期を築いたのは語るべくもないだろう。育成年代の指導はわずか1年だけだっただけに、どこかでやり残したという感情が残っているのかもしれない。

 
 さらに番組では、現在アトレティコ・マドリーで指揮を執るディエゴ・シメオネが、アルゼンチンでの監督時代にバルサを訪問した際のエピソードも紹介。グアルディオラ政権下のチーム練習を見学に来たシメオネが「ここが気に入らない、俺ならああいうことはしない」と率直な感想をどんどんぶつけると、ペップは「そうだ、素晴らしい! まさに僕が聞きたかったことだ。きっとそういうものだと思うんだよね」と、大いに喜んだという。
 
 グアルディオラは今年5月、シティとの契約をさらに2年延長。2021年6月までは、プレミアリーグで辣腕を振るうことになる。
 
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