「日本代表の攻撃が最高潮に達した!」 南野拓実ら“リオ五輪トリオ”のゴールを海外メディアが絶賛!!

2018年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「コスタリカ守備陣は相手の動きを見失った」

振り向きざまに蹴ったボールは、DF、そしてGKの足下をすり抜けてゴールに転がった。コスタリカ守備陣は茫然と立ち尽くすだけだった。 (C) Getty Images

 森保ジャパンの船出となった、キリンチャレンジカップのコスタリカ戦。ロシア・ワールドカップでの最終戦となったベルギー戦からはがらりとメンバーを入れ替えて臨んだ一戦で、中島翔哉、堂安律ら若手の攻撃陣が躍動し、3-0で快勝している。

 先制点は、コスタリカDFのオウンゴール。そして勝ち越しの2点目は、現在オーストリアのレッドブル・ザルツブルクでプレーする南野拓実が決めた。

 この南野のゴールに、「普通、あんな狭いところから決める?」と脱帽しているのが、南米エクアドルの地元紙『El Comercio』だ。

「日本との親善試合でのコスタリカの守備は、非常にひとりよがりだった。一方の日本代表は連係も良く、リズミカル。彼らの攻撃が最高潮を迎えたのは、2点目のシーンだ。アジア人たちの素晴らしい柔軟性と連動が、南野拓実のゴールを導いた。

 日本代表は、この試合の偉大なる支配者だったといえる。中央ラインからコスタリカのエリアに攻め込むと、訓練されたアジア人たちは、非常に素早いプレーを多用して、コスタリカの守備陣を切り裂いた。

 おそらく、コスタリカの守備陣は、あまりの素早さと、非常に狭いエリアで繰り広げられた攻撃で、日本人選手たちの動きを見失った。最終的に、南野は十分な時間とエリアを確保でき、あの2点目を決めた」

 南野は、今回、日本代表に招集された植田直通、遠藤航、室屋成、中島翔哉、浅野拓磨ら並んで「リオ五輪世代」のひとり。エクアドル・メディアが称賛した2点目は、中島、遠藤、そして南野と、2年前の五輪に出場したメンバーの連係から生まれたものだ。

 フル代表では出番のなかったこの世代はこれから、ロシアW杯を戦い抜いた選手たちを脅かす存在になるかもしれない。
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