12年ぶりに年間最優秀選手の最終候補から外れても…L・エンリケ監督は「メッシこそがベスト」

2018年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

同僚ブスケッツも「引退するまでメッシが世界最高」

現在はスペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督。メッシの偉大さを知り尽くすひとりだ。(C)Getty Images


 今年度のUEFA年間最優秀選手に選出されたレアル・マドリーのクロアチア代表ルカ・モドリッチは、FIFAの年間最優秀選手賞でも最終ノミネートに名を連ねている。

「ザ・ベスト」の称号をモドリッチが競うのは、UEFA最優秀選手賞の時と同じく、ユベントス所属のポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドと、リバプールでプレミアリーグ得点王に輝いたエジプト代表のモハメド・サラーだ。

『ESPN』によれば、バルセロナとアルゼンチン代表で10番を背負うリオネル・メッシが最終候補から外れたのは、バロンドールと合併していた時期を含め、12年ぶりのこととなる。
 
 だが、バルセロナの元指揮官で、現在スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督は、「メッシこそがナンバーワン」という姿勢を崩していない。

 スペイン代表は9月11日のUEFAネーションズリーグで、モドリッチ擁するクロアチア代表と対戦。L・エンリケ監督はその前日会見で、「クロアチアといえばモドリッチとイバン(ラキティッチ)だ。彼らはあらゆる個人賞にふさわしい」と述べたうえで、メッシこそが世界最高と続けた。

「世界最高の賞は、私ならメッシに贈る。彼は他のだれよりもワンランク上にいるんだ」

 会見に同席したセルヒオ・ブスケッツも同じ意見だ。スペイン紙『Marca』によると、「世界最高はメッシであり、引退するまで彼は世界最高だ」と話している。

「だれがベストかということだけで評価するなら、それはレオだ。モドリッチは素晴らしい選手だよ。だけど、ベストはメッシなんだ」

 UEFAの最優秀選手がモドリッチに決まった際、C・ロナウドは授賞式に出席せず、代理人は怒りを露にしたが、UEFAでもFIFAでも最優秀選手の最終ノミネートに挙げられなかったメッシとその関係者は、どのように感じているのだろうか。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事