「サッカーは後れを取っている」と専門分野での改革を明言
スローインからチーム改革を起こすべくリバプールに招聘されたグレンマークは、「本当に発展している」と強化を確信した。 (C) Getty Images
リバプールは今シーズンから新たなコーチを招聘した。デンマーク人のスローイン専門コーチ、トーマス・グレンマークだ。セットプレーのスペシャリストがスタッフとして入閣することはあっても、スローインに特化したコーチというのは異例である。
英紙『Telegraph』によるとグレンマークは、「アメリカのスポーツは全般的にサッカーよりも先をいっている」と、これまでサッカー界が他スポーツの後れを取ってきたと指摘。そのうえで、「この2年は本当に進化が速い」と、スローインが強化に繋がる分野だと力説した。
「本当に発展した。だから前よりもスローインが注目されるようになっていると思う。1試合で4~50回あるものなら、それについて何か考えなければならない。『ああ、スローインか。たいしたことない』と言うことはできなくなっているんだ」
英紙『Telegraph』によるとグレンマークは、「アメリカのスポーツは全般的にサッカーよりも先をいっている」と、これまでサッカー界が他スポーツの後れを取ってきたと指摘。そのうえで、「この2年は本当に進化が速い」と、スローインが強化に繋がる分野だと力説した。
「本当に発展した。だから前よりもスローインが注目されるようになっていると思う。1試合で4~50回あるものなら、それについて何か考えなければならない。『ああ、スローインか。たいしたことない』と言うことはできなくなっているんだ」
さらにグレンマークは、「多くの選手がスローインの練習に慣れていない」と、成長の余地が大きく残されているとも主張した。
「何千回とスローインを投げてきたプロの選手たちですら、慣れていないんだ。だから、彼らは大きく改善することができる。どうしてロングスローを強化しちゃいけないんだ?」
また、グレンマークは、「スローインではオフサイドがない。だから、普段は隠されたピッチのエリアにも走り込めるチャンスがたくさんある」と続けている。
「スローインの時の選手たちの動き方や、スローインをいかに正確にするか、いかに早くスローインするかなど、改善できるポテンシャルは大きい。サッカーでは全般的に多くのボールがただ放っているだけなんだ」
スローイン分野へのさらなる取り組みは、今シーズンのリバプールのパフォーマンス次第でもあるだろう。グレンマークの指導の下で、効果的なスローインや得点力向上を果たせるだろうか。