「やましい気持ちは全くない」S・ラモスはCL決勝でのサラーとの騒動は意に介さず!

2018年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

L・エンリケもスペインの復権を強調!

表情を引き締めてウェンブリーでの練習に臨んだS・ラモス(左)。L・エンリケ(右)のチーム初の公式戦でイングランドを撃破できるだろうか? (C) Getty Images

 9月8日、スペインはUEFAネーションズ・リーグでイングランドと敵地ウェンブリー・スタジアムで対戦する。そんな"無敵艦隊"の主将セルヒオ・ラモスはやる気を漲らせている。

 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝では、S・ラモスと交錯したリバプールのモハメド・サラーが負傷交代を余儀なくされた。一部のファンはS・ラモスの危険な接触プレーと態度を非難し、それ以降は事あるごとにこの件が取りざたされている。

 だが、S・ラモスは7日の会見で、「選手をケガさせるつもりでピッチに向かったことはない。だからやましいことは全くない」と改めて潔白を主張し、リバプール・ファンもいるイングランドの人々の反応には関心がないと述べた。

「自分はスペイン代表で勝つためにここに来ている。周囲が言うことや、迎え入れられ方は気にしていない」

 先のロシア・ワールドカップでベスト16敗退に終わったスペインは、大会後に招聘したルイス・エンリケ監督の下で初の公式戦となる。S・ラモスは、「この数年でスペインはいくつかレベルダウンした。僕らが1番になれたものを取り戻すのが目標だ」と、無敵艦隊復活に闘志を燃やしている。

「監督と選手たちは、再び勝利を手にしようと大きな挑戦に臨んでいる。僕らは野心に満ちあふれているんだ。ただ、それを示さなければいけない。僕らは、世界がまた僕らにほれ込むようになることを望んでいる」

 その気持ちはL・エンリケ監督も同じだ。元バルセロナの指揮官は、「この10年基準だったことで、今ではだれもがスペイン代表のことを分かるようになった」と、いわゆる"チキタカ"からのさらなる向上を目指すと述べた。

「就任会見でもモデル進化について話した。我々はそれに取り組んでいる。効果があるかどうかは後から分かるが、進化し、予測可能なプレーをやめることが目標だ」

 ロシアW杯でベスト4と躍進したイングランドとの一戦で、新生スペイン代表はどのようなパフォーマンスを見せるだろうか。その結果は大きな注目を集めそうだ。
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