香川真司が練習試合で3得点に絡む!「存在感が際立っていた」とクラブ公式が称える

2018年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

新戦力アルカセルとの連携でも見るべき点が

2アシストを含む3得点に絡んでみせた香川(左奥)。ファーブル監督はその出来をどう評価したのだろうか(写真は公式ツイッターより)。

 ボルシア・ドルトムントは現地時間9月6日、ドイツ3部のオスナブリュックとの練習試合を消化した。
 
 国際Aマッチウイークのリーグ中断期間を利用したテストマッチで、ルシアン・ファーブル監督は「我々にとってはとても重要な試合。これまで出場機会のあまりなかった選手たちの状態を確認しつつ、長いシーズンを戦う上での底上げを果たしたい」と位置付けた。これまで公式戦の出場がゼロの日本代表MF、香川真司がスタメンを飾り、フルタイム出場を果たしている。
 
 10人の主軸が各国代表ゲームで不在だったとはいえ、香川のほかマリオ・ゲッツェ、ウカシュ・ピスチェク、マフムード・ダフード、ユリアン・ヴァイグルらが名を連ねる豪華布陣。さらに移籍期限ぎりぎりでレンタル加入したスペイン代表FWパコ・アルカセルの実戦デビューとあって、こちらも大きな注目を集めた。

 
 試合は6-0でドルトムントが大勝を収め、デンマークU-21代表FWのヤコブ・ブルーン・ラルセンが4得点を挙げ、アルカセルも及第点の内容を見せるなど、ファーブル監督にとっては実り多き90分間となった。そんななか、香川も大いにアピールしたのだ。
 
 ファーブル監督はリーグ戦で採用している4-3-3システムではなく、このオスナブリュック戦では4-2-3-1を採用し、そのトップ下に香川を配置した。すると日本人MFは、格下相手とはいえキックオフ直後から切れのある動きを連発し、9分、24分と立て続けにラルセンのゴールをお膳立て。32分にも左サイドへの鋭いスルーパスで4点目の起点となった。クラブ公式サイトは速報ページで「カガワは存在感が際立っていた」と評している。
 
 後半はゴールにこそ絡まなかったが、新戦力アルカセルと円滑な連携を見せるなど、随所で"らしい"プレーを披露。ファーブル監督は香川のフィジカル面の弱さが課題と指摘するが、それを補って余りある技巧を持ち合わせていることを、あらためて証明してみせた。
 
 今回の中断期間でどこまで新指揮官の信頼度を高められるか。香川が急加速的に調子を上げている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事