スアレス、メッシからの“重圧”でCL制覇に意気込む! 宿敵マドリーの3連覇については「癪に障る」

2018年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「メッシひとりで勝てるわけじゃない」

リーグ3戦目で今シーズンの初ゴールを記録したスアレス。すでに4点を奪っているメッシとともに、バルサを4シーズンぶりの欧州制覇に導けるか!? (C) Getty Images

 バルセロナは過去4シーズンで国内2冠を3度も成し遂げた。だがチャンピオンズ・リーグ(CL)では、3冠を遂げた2015年を最後に、優勝から遠ざかっている。
 
 だからこそ、エースのリオネル・メッシは、4年ぶりとなる欧州制覇への意気込みを隠していない。8月15日に行なわれた恒例の親善試合「ジョアン・ガンペール杯」でも、主将として初のスピーチで、サポーターにビッグイヤー奪還に全力を尽くすと語っていた。
 
『ESPN』によると、チームメイトのルイス・スアレスは『RAC1』に対して、「タイトルについては、もうメッシが重圧をかけてしまったね」と冗談をまじえつつ、主将とともに目標を達成したいと意気込んだ。
 
「ピッチでの僕らのパフォーマンス次第だ。ガンペール杯の後に、メッシがプレッシャーをかけた、なんて話していたんだよ(笑)。でも、それはメッシがいかに優勝を望んでいるかを示している。彼の願いが実現することを望んでいるよ」
 
 スアレスは、「メッシは本当にモチベーションに溢れている。ワールドカップと(昨シーズンの)CLでのことがあってからは、なおさらだ」と、エースの気合の入りようを明かしている。
 
「彼は主将になり、リーダーとなった。そして、トロフィーを掲げたいと望んでいる。僕らは、クオリティーのあるチームだ。監督も、全てを勝ち取れるだけの人だよ」
 
「ただ、CLは優勝するのが本当に難しい大会だ。メッシひとりで勝てるわけじゃない。チームとしての努力が必要だ。僕らは団結しなければいけない」
 
 バルサがCL優勝を強く望むのは、宿敵レアル・マドリーが3連覇を遂げているからでもある。スアレスも、「もちろん、僕らにとっては腹立たしい。彼らは歴史を作った。僕らとしては、癪に障るね」と述べた。
 
 そのマドリーは、ジネディーヌ・ジダン前監督が退任し、クリスチアーノ・ロナウドもユベントスに移籍した。メッシはC・ロナウド退団に驚きを示し、マドリーの力が落ちたとの見方を示している。
 
 だがスアレスは、「マドリーはクオリティーに満ちたチームで、監督も新しい」と警戒する。
 
「(マドリーを軽んじるのは)気を付けなければいけない。マドリーとバルサはそれぞれ、個々の選手を上回る存在なんだ。以前、マドリーでチャンスがなかった選手たちは今、良いレベルのパフォーマンスを見せている」
 
 宿敵マドリーやC・ロナウドが加わったユベントス、そしてその他の強豪たちとの戦いを制し、バルセロナは4年ぶりの欧州制覇を成し遂げることができるだろうか。
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