チリ・メディアが本田、香川不在の森保ジャパン新勢力をピックアップ! 若きタレントを「脅威」と警戒

2018年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

5人のうち山口蛍は負傷のため代表を辞退

左から堂安、南野、浅野、伊藤。今後の日本代表を背負う可能性に満ちた、若き戦士たち。彼らは森保ジャパンで存在感を示すことができるだろうか。 (C) Getty Images

 9月7日に北海道で開催される「森保ジャパン」の初陣に、対戦相手のチリのメディアも注目しているようだ。

 同国のサッカーメディア『Prensa Futbol』は、「日本代表の"顔"ともいえたケイスケ・ホンダとシンジ・カガワは不在。ロシア・ワールドカップを終え、世代交代を控えた日本の新たなデビュー戦だ」と評し、注目の若手選手を紹介している。

 ピックアップされた選手は5人。ドイツでプレーする伊藤達哉、浅野拓磨、オーストリアでプレーする南野拓実、オランダでプレーする堂安律、そして国内組からセレッソ大阪でプレーする山口蛍が挙げられ、「チリ代表との試合では、必ずキーマンになる人物たちだ」と評されている。(注:山口は右外側広筋筋挫傷のため代表を辞退している)

 なかでも、日本代表の期待値の高い存在として、ドイツ2部のハンブルクでプレーする伊藤と、エールディビジ(オランダ1部)・フローニンヘン所属の堂安が紹介されている。

「21歳の左ウイング、伊藤は2016-17シーズンにドイツに上陸。チームには欠かせない存在としてレギュラーでプレーしており、A代表デビューが待望されていた存在。非常にスピードのある選手だ。

 そして、まだ20歳の堂安。昨シーズン、オランダに渡ってフローニンヘンでプレーし始め、デビューシーズンで9得点。これは(アリエン・)ロッベンを上回る記録だ。今まで世代別の日本代表に選ばれていたが、A代表に呼ばれたのは初めて。常に攻撃的な姿勢を崩さず、前線に配置されれば脅威になるだろう」

 さらに、ブンデスリーガのハノーファーでプレーする浅野については、今後の主戦力と紹介している。

「アーセナルに籍を置く23歳の俊足FW。レンタル移籍でハノーファーに移り、今シーズンは好調をキープ。彼は日本代表で17試合に出場し、3ゴールを決めている。ロシアW杯出場にも大いに貢献した、今後が嘱望される存在だ」

 南野に関しては「非常にクレバーで、今後の日本代表に定着するであろう存在」、最後に山口については、「ロシアW杯の狭き門を突破した人物。経験を積み、中盤の一員としてチームを支えている」と高く評価している。

 一方のチリは、バルセロナ所属のアルトゥーロ・ビダルなどの主力を招集しているが、日本に到着するのは水曜日の予定。台風の影響もあり、合流が遅れる可能性もあることから、コンディションが心配されているようだ。

 日本代表は9月7日、札幌でチリ戦、同11日に大阪でコスタリカ戦が予定されている。チリ・メディアも注目する新勢力は、期待に応えられるのだろうか。非常に興味深い2連戦となる。
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