「L・エンリケの決定を尊重しなければ」 バルサ監督、ジョルディ・アルバのスペイン代表落選に言及

2018年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

かつての対立が落選の原因との見方も。

スペイン代表から落選したジョルディ。L・エンリケ監督の信頼を勝ち取り、ふたたびラ・ロハ(代表チームの愛称)に返り咲くことができるのか。(C)Getty Images

 8月31日にルイス・エンリケ監督が発表したスペイン代表の招集リストに、バルセロナに所属するジョルディ・アルバの名前はなかった。

 2011年にデビューして以来、スペイン代表で66キャップを記録しているジョルディ。バルサのエルネスト・バルベルデ監督は9月1日の会見で、「ほかの選手たちと同じようなやり方で(落胆を)乗り越えなければいけない」と述べている。(『ESPN』より)

「(クラブで)ハードワークし、自分の試合に集中するということ。クレイジーになることなく、代表チームに復帰するためのチャンスを待たなければいけない。呼ばれなかった他のすべての選手たちと同じようにね」
 
 ジョルディはL・エンリケ監督がバルセロナを率いていた際に対立が騒がれた。レギュラーの座を失い、指揮官を批判する発言もあった。それだけに、不和が落選の原因との見方も少なくない。L・エンリケ監督は当時の問題が今回の決定に影響したかを問われると、「良い質問だね」とかわしている。

 バルベルデ監督は「ルイス・エンリケは、彼がベストと考えるチームを選んだ。そこにジョルディは呼ばれなかった。今後のことは様子を見てみよう。彼はそのためにハードワークしなければ」と話すにとどまった。

「私が自分の決めたラインナップを疑問視されるのを好まないように、他の監督の決定を疑問視することもしない。私は私の選手たちに関してだれよりも情報を持っており、自分がなにを望んでいるか分かっている。彼も同じだ。彼の決定を尊重しなければいけない」

 実際、ジョルディが代表復帰を望むのであれば、バルサでのパフォーマンスでL・エンリケ監督を納得させるしかない。その最初の舞台となるのが、9月2日のウエスカ戦だ(日本時間3日午前1時30分)。昇格組相手に、ジョルディは存在感を示すことができるだろうか。
 
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