神童エムバペ、報復行為の一発退場に悔いなし! そして怒りの釈明 「同じ状況になっても僕はやる」

2018年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「後悔しているかって? それはない」

1ゴール・1アシストの活躍でパリSGを勝利に導いたエムバペ(背番号7)だが、試合終了間際の報復行為で一発退場。ヒーローとなるはずだった試合に汚点を残した。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間9月1日にリーグ・アン第4節が行なわれ、パリ・サンジェルマンは、アウェーでニームに4-2と勝利。リーグで唯一の開幕4連勝を記録し、首位の座をガッチリとキープした。

 この試合、前半に2点をリードしながらも後半に入って立て続けに失点し、苦戦を強いられたパリSGを救ったのは、フランス代表の"神童"キリアン・エムバペだ。

 77分に3試合連続となる豪快なボレー弾を決めると、後半アディショナルタイム2分、ワンタッチのヒールパスでエディンソン・カバーニのダメ押し弾をアシストした。

 勝利に繋がる1ゴール・1アシストという殊勝な活躍を披露したエムバペだったが、終了間際には汚点を残す。ニームのテジ・サヴァニエから激しいタックルで倒され、これに激昂。すぐさま立ち上がってサヴァニエを突き飛ばしたのだ。主審は一連の接触を受け、両者を一発退場とした。

 リーグ・アンでは、自身のキャリア初の退場となったエムバペだが、自らの取った行動に後悔はないようだ。フランスの全国紙『L'Équipe』が、試合後のコメントを伝えている。わずか19歳の神童は、試合を通しての厳しいチャージに「我慢ならなかった」と明かした。

「後悔しているかって? それはないよ。絶対にない。もう一度同じ状況になったとしても、もう一度やるさ。サポーターと世界中の皆さんには申し訳なく思うけど、あんな行為を認めるなんてできないよ。散々、色々なことをやられて最後の最後にあれだ。プレーと関係のないこともやられたしね」

 若気の至りというべきか、相手の厳しく、激しいマークに屈してしまったエムバペ。今後、さらなる高みを目指していくうえで、精神的な成長も必要となってくるだろう。なお、出場停止となる試合数など処分の詳細は明かされていない。
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