「サッカーをやっていない時期もありましたけど」。GK権田が代表復帰に言及

2018年09月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

日本代表に「戻ってきたというよりは…」

FC東京戦で無失点に抑えた鳥栖のGK権田。写真:サッカーダイジェスト

 2018年9月2日、"かつてのホーム"味の素スタジアムでのFC東京戦をスコアレスドローで終えた鳥栖のGK権田修一が、代表復帰について言及。代表招集は2017年12月のE-1選手権以来だが、"戻ってきた"という感覚ではないようだ。
 
「戻ってきたというよりは、その頃よりも上手くなっていたい。サッカーをやっていない時期もありましたけど、そこから先、オーストリアに行った時期も含めてトレーニングをやったり、試合をたくさんこなしたりしているので、FC東京にいた頃よりもよくなっているという感覚を持ちたい。
 
その頃に戻ったとなると、そこがピークで、そこから一回マイナスになったのがゼロになりましたとなる。そうじゃなくて、その時よりも成長していたらいいなと思っています」
 
 2014年のブラジル・ワールドカップのメンバーに選出された権田も、2015年8月に発症したオーバートレーニング症候群で長期離脱を余儀なくされ、日本代表から遠ざかった。そこからFC東京退団、ホルン(オーストリア)や鳥栖への移籍を経て、今日まで自分がどう成長できたか──。権田自身はそれを今回の代表合宿で確かめるつもりなのだろう。
 
「明日から代表合宿に行きますけど、代表選出はFC東京、鳥栖、ホルンで僕を支えてくれた人もいての成果なので、頑張りたいです」
 
 森保一監督の下、G大阪の東口順昭、仙台のシュミット・ダニエルとのレギュラー争いを制して9月7日のチリ戦でスタメンに名を連ねることができるか。権田にとって、日本代表での新たな戦いが始まる。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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