南野のCL出場ならず! ザルツブルク、プレーオフで2点先取も追いつかれ…本戦出場全32チーム出揃う!!

2018年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

CL本戦に出場する日本人は現時点で長友と香川

試合後は、倒れ込んだ仲間を慰める南野の姿があった。写真は第1レグのもの。なおザルツブルクは、ヨーロッパリーグのグループステージに回ることとなる。 (C) Getty Images

 8月29日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグの予選プレーオフが行なわれ、グループステージに進む残りの3チームが決定した。
 
 南野拓実が所属するオーストリアのレッドブル・ザルツブルクは、セルビアのレッドスターと対戦。アウェーでの第1レグをスコアレスドローで乗り切り、ホームでの決戦に臨んだザルツブルクは、相手の堅守に苦しみながらも45分、ウルマーの左からのクロスをダブールがダイレクトボレーで叩き込んで先制点を奪う。
 
 さらに後半開始から3分、ヴォルフがペナルティーエリアに侵入したところで倒されてPK獲得。これをダブールが決め、2点のリードを奪って、ほぼ本戦出場を決めたかと思われた。
 
 ところが反撃を開始したレッドスターは65分、ハーフウェーライン付近のFKからの粘り強い攻撃を経て、前横浜F・マリノスのオーストリア代表DFデゲネクが入れたクロスをファーサイドのベンが合わせて1点を返す。
 
 勢いづいたアウェーチームはその1分後、再び同じような位置からのFKを起点に、デゲネクが今度はヘディングでボールをゴール前に送り、これを再びベンが押し込んで、あっという間に試合を振り出しに戻した。
 
 アウェーゴール・ルールが採用されているため、レッドスターは逆転されたことになり、勝利を求めて攻めるも、守りを固めた相手を崩せないまま、5分のアディショナルタイムに突入。この間、ダブールが惜しいダイレクトボレー、ラマーリョが決定的なヘディングシュートを放ったものの、GKボリャンの好守に阻まれた。
 
 ショッキングな展開でCLグループステージへの道を断たれたザルツブルク。サブに甘んじた南野は、ベンチでこの結末を眺めることを余儀なくされた。
 
 なおこの日は他に、PSVがBATEボリソフを3-0(合計スコア6-2)で、ベンフィカがPAOKを4-1(5-2)で撃破。前日に第2レグを終えていたヤングボーイズ、AEKアテネ、アヤックスとともに、予選勝ち抜けの6チームが決定した。
 
 これにより、グループステージに出場する32チームが決定。ヤングボーイズとホッフェンハイムは初出場となる。また今シーズン、この大舞台に立つ日本人選手は、現時点でガラタサライの長友佑都、そして移籍が噂されるドルトムントの香川真司の2人である。
 
 組み合わせ抽選会は日本時間31日1時に行なわれるが、そのためのポット分けも以下のように決まっている。
 
◇ポット1
レアル・マドリー(スペイン)
アトレティコ・マドリー(スペイン)
バイエルン(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)
ユベントス(イタリア)
パリ・サンジェルマン(フランス)
マンチェスター・シティ(イングランド)
ロコモティフ・モスクワ(ロシア)
 
◇ポット2
ドルトムント(ドイツ)
ポルト(ポルトガル)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ)
ベンフィカ(ポルトガル)
ナポリ(イタリア)
トッテナム(イングランド)
ローマ(イタリア)
 
◇ポット3
リバプール(イングランド)
シャルケ(ドイツ)
リヨン(フランス)
モナコ(フランス)
アヤックス(オランダ)
CSKAモスクワ(ロシア)
バレンシア(スペイン)
PSV(オランダ)
 
◇ポット4
プルゼニ(チェコ)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)
ガラタサライ(トルコ)
ヤングボーイズ(スイス)
インテル(イタリア)
ホッフェンハイム(ドイツ)
レッドスター(セルビア)
AEKアテネ(ギリシャ)
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