【アジア大会】激闘を制したU-21日本代表。森保監督が決勝の日韓戦に向けて決意表明!

2018年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「応援してくれている人たちに喜んでもらうためにも金メダルを取りたい」

UAEとの激闘を制し、決勝へと駒を進めた日本。森保監督は選手たちの奮戦ぶりを讃えた。写真:徳丸篤史

[アジア大会]U-21日本代表 1-0 U-23UAE代表/8月27日/インドネシア
 
 森保一監督率いるU-21日本代表が、2大会ぶりのアジア競技大会制覇まであと1勝と迫った。

 中1日の連戦が続いた影響で疲労が溜まるなか、日本が準決勝で相まみえたのはUAE。相手も2試合連続で延長戦を戦うなど、疲れが蓄積していた状況でキックオフを迎えた。

 日本は前半を0-0で折り返し、後半も中東の難敵と死闘を展開。終盤まで均衡が破れなかったが、78分だ。高い位置で渡辺晧太がボールをインターセプト。そのまま、途中出場の上田綺世の足もとに鋭いパスを送り、上田が豪快にネットを揺らして勝負に蹴りを付けた。
 
 苦しみながらも決勝に駒を進めた日本。試合後、森保監督がフラッシュインタビューに応じ、「本当に難しい戦いで疲労が蓄積していてタフな戦いでした。それでも選手たちは集中力を切らさず、本当に焦れずにタフに戦い続けてくれて勝利をしてくれたと思います」と、選手たちの頑張りに賛辞を送った。
 
 続けて、安堵の表情を浮かべながらUAE戦を振り返った指揮官は、勝因としてゲームを上手く運んだ点をピックアップ。

「UAEは2試合延長、PKまでいっていたので、出来るだけ体力を使わないように試合を進めてきたと思います。だけど、選手たちはどうやってそこを崩していくかを賢く考えながら試合を進めてくれました」とし、焦らずに粘り強く戦ったゲーム内容を讃えた。
 
 日本は決勝で韓国と対戦する。相手はセリエBのヴェローナに所属する韓国のメッシことイ・スンウらに加え、プレミアリーグのトッテナムに所属するソン・フンミンやG大阪のファン・ウィジョらをオーバーエイジとして招集しており、今大会屈指の力を持つ強敵だ。
 
 永遠のライバル・韓国とのファイナルについて指揮官は決意を述べた。

「選手たちは金メダルを目指して戦っていますし、チームとしても金メダルを目指して戦っています。最後の韓国戦は自分たちの力を全部ぶつけて、応援してくれている人たちに喜んでもらうためにも金メダルを取りたいと思います」
 
 若き日本代表は2大会ぶりの優勝を成し遂げられるのか。運命の一戦は9月1日の20時30分(日本時間)にキックオフを迎える。
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