”ヤンなで”唯一の海外組!長野風花が韓国での武者修行を「乗り越えられた」理由

2018年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「素晴らしいチームメイトとスタッフとここまで来れて本当に良かった」

卓越した技術でヤングなでしこの攻撃を操った長野。決勝ではゴールも挙げた。(C)Getty Images

 日本サッカー史上初のU-20女子ワールドカップ制覇を果たしたヤングなでしこ(U-20女子日本代表)が26日、都内で優勝報告記者会見を開いた。
 
 今大会で10番を背負い、不動のボランチとして存在感を示した長野風花は、「世界一という目標を達成できて嬉しい」と率直な気持ちを明かした。
 
 出場機会を求めて今季から韓国の仁川現代製鉄レッドエンジェルズに移籍した長野は、「自分で選んだ道だけど、韓国に移籍して慣れない環境やプレースタイルに苦労したこともあった」という。それでも「乗り越えられた」のは、「世界一というブレない目標があったから」だ。
 
「大変でつらいこともありましたが、素晴らしいチームメイトとスタッフとここまで来れて本当に良かった」
 
 2016年のU-17女子ワールドカップに参加した際は、自身は大会最優秀選手に輝いたものの、チームは準優勝と世界一まであと一歩及ばなかった。その悔しさを晴らした今回のU-20ワールドカップ初優勝は、彼女にとっても大きな節目の大会になったことだろう。
 
 目標は来年にフランスで行なわれる女子ワールドカップと、2年後の東京五輪。すでに今年6月には、なでしこジャパンにも選出されており、高倉麻子監督のリストには入っているようだ。もちろん、本人も次のステップに向けてモチベーションを高めているだろう。才気溢れるボランチのさらなる成長が楽しみだ。
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