【C大阪】リーグ優勝が遠のく痛すぎる敗戦…杉本健勇は「かなり厳しい」と嘆くも

2018年08月26日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「厳しいのは百も承知ですけど」

杉本は広島戦でフル出場も無得点に終わる。試合後は「自分自身、点を決められなかったのも反省しなければいけない」と語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ24節]C大阪0-1広島/8月25日/ヤンマースタジアム長居
 
 C大阪はJ1の24節で首位の広島に0-1で敗戦。残り10節の時点で、勝点差を16に広げられてしまった。
 
「勝ちたかった。勝ちにいった試合だったので、取りこぼしてしまって、痛いなと思います」
 
 攻めても攻めても広島の堅牢な壁を崩すことができなかった。19分に稲垣祥に痛烈なミドルシュートを叩き込まれると、後半の猛攻も奏功せず、首位チームの軍門に下った。エースの杉本健勇が広島戦の後に口にした「痛い」という言葉が重い。
 
 昨季はルヴァンカップと天皇杯を制し、リーグ戦でも3位に入り4年ぶりのACLの出場権も獲得した。昨季以上の躍進が期待された今季の目標は、当然リーグ優勝だった。
 
 さらに今季、すでに天皇杯の連覇の夢は、4回戦で甲府に敗れて潰えている。それだけにリーグ戦に賭ける想いも強かったはずだ。
 しかし、現状はかなり厳しい。中断明けの16節・清水戦から7試合を4分3敗と、勝ち星がなく、さらに今節の敗戦で一気に優勝戦線から引き離された印象だ。
 
「かなり厳しいと思う」
 
 優勝が遠のいた現状を杉本は嘆いた。しかし当然、可能性が残っている以上は、諦めるわけにはいかない。
 
「厳しいのは百も承知ですけど、まだ諦めていない。まずは1試合1試合勝つしかない。切り替えるしかないですね」
 
 C大阪はどこまで巻き返せるだろうか。奮起に期待したい。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事