レバンドフスキのバイエルン残留の経緯をコバチ監督が明かす。ボアテングらの去就にも言及

2018年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何も隠さず、仮面をつけず…」

レバンドフスキもコバチ監督との関係が良好であると語っている。写真は先日のスーパーカップ。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガは8月24日(現地時間)、王者バイエルンとホッフェンハイムの一戦で幕を開ける。バイエルンのニコ・コバチ新監督にとっては、新天地での大事な初戦だ。
 
 今シーズンから指揮を執るコバチ監督にとって大きかったのは、昨シーズン終了後に移籍の意向を示したロベルト・レバンドフスキが残留したことだろう。指揮官はエースと誠心誠意で話し合いながら、チームに残るよう説得したという。
 
「ESPN」によると、コバチ監督は会見で「私たちは非常に気持ちの入った話をした」と述べた。
 
「(結果が出ない時に"標的"にされるという)彼の懸念は理解できる。誤解されていると感じていたんだ。私も現役時代にそうだったから分かる。我々はオープンに、誠実に話し合った。何も隠さず、仮面をつけず、面と向かって話した。将来、一緒に成功を楽しむための問題を解決する上で、それが最善策なんだ」
 
 コバチ監督は「誰だって、認めてもらい、支えてもらうことを必要とする。ロベルトはそれがないと感じていたと言ったんだ」と続けている。
 
「だが、今の彼はフレッシュで、モチベーションに溢れている。しっかり練習し、素晴らしいプレーでゴールも決めてくれた。彼はクラブのために全力を尽くすと信じている。私は楽しみにしているよ。クラブ、ファンも、チーム全体も同じだ」
 
 一方で、去就が騒がれるセバスティアン・ルディ、ファン・ベルナト、ジェローム・ボアテングについて、コバチ監督は「3人とも移籍しなかったら嬉しい」と、残留を望んでいると述べた。
 
「我々は今シーズン、4つの大会を戦うことを忘れてはいけない。移動も選手たちを消耗させる。チームがこのままだったら、私はとても嬉しい。ルディが残るなら、彼は他の選手たちと同じように、出場機会を競う。移籍することになったら、それでも彼はとても良い選手だ」
 
 残り1週間となった移籍市場で、バイエルンが彼らを放出することはあるのか。そして何より、コバチ新体制でリーガ7連覇を成し遂げることができるだろうか。まずは、ホッフェンハイム戦で白星発進が求められる。
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