マルキージオがユベントスに別れの挨拶。「ボンジュール」はフランス行きを示唆?

2018年08月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

モナコやニースが候補に挙がっている

慣れ親しんだクラブを後にし、新たな挑戦を始めるマルキージオ。中盤での卓越したプレーは、どの舞台で見られるか!? (C) Getty Images

 ユベントスはセリエA開幕を目前に控えた8月17日、ユース時代からの生え抜きであるクラウディオ・マルキージオとの契約を解消したことを発表した。
 
 エンポリにレンタル移籍していた1年間を除き、下部組織時代からクラブ一筋だったマルキージオが、25年を過ごした「老貴婦人」を去る。
 
 多くのサポーターから惜しまれるなか、マルキージオは22日、SNSで愛するユベントスへの別れの手紙を投稿した。
 
 マルキージオは、「自分がなりたいものや、ユベントスと一緒に実現したい夢を想像してこの25年を過ごしてきた。でもそのあいだ、この瞬間を過ごさなければいけないことは考えなかった」と述べた。
 
「仕事でもそれ以外でも、僕の人生の今後のステージがどうなるかに関わらず、今も、そしてこれからもずっと、僕のハートとDNAにあるのはただふたつのカラーだけということを隠すのは正しくなく、無意味なことだろう」
 
 また、マルキージオは今後について、インスタグラムのストーリーでサポーターに向けて「どこに行くかはまだ分からない。でも、この街(トリノ)での最後の日々なのは確かだ。僕と家族は、ベストの場所を選ぶ」とコメント。身の振り方について明言を避けている。
 
 ただ、マルキージオはこの生配信を「ボンジュール」とフランス語で始めた。そのため、イタリア・メディアは、マルキージオの新天地がリーグ・アンになるのではないかと伝えている。
 
 ユベントスで長年をともに過ごしたジャンルイジ・ブッフォンが所属するパリ・サンジェルマンも噂になったが、イタリア「Sky Sport」や『Gazzetta dello Sport』紙によれば、モナコやニースが候補に挙がっているようだ。
 
 他にも、MLS(アメリカ・カナダ)や中国、そして日本も新天地候補といわれるマルキージオ。「王子」の愛称で親しまれた32歳ベテランの決断が注目される。
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