「C・ロナウド効果」の恩恵は対戦相手にも! ウディネーゼがユベントス戦のチケット料金を3倍増に!!

2018年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

元々他カードよりも高かったとはいえ…

キエーボ戦では、ボールを持つと、ホームの観客からも歓声が上がったC・ロナウド。久々到来したスーパースターの存在が、セリエA全体に与える影響度は計り知れない。 (C) REUTERS/AFLO

 今シーズンからユベントスに加入したクリスチアーノ・ロナウドは、8月18日のキエーボ戦でセリエAデビューを飾った。
 
 イタリアのサッカーファンの「CR7」に対する注目ぶりは、キエーボの本拠地マルカントニオ・ベンテゴーディに集まった観客の数からも窺える。
 
 今シーズンのセリエAでは、どこのスタジアムでも同じような光景を見ることができるだろう。当然、各クラブからすれば、このチャンスを活かさない手はない。"C・ロナウド効果"は大きな利益を生むのだ。
 
 10月7日の週末に行なわれる第6節でユベントスと対戦するウディネーゼも、この機会を逃すまいという考えだ。18日にクラブ公式サイトに載せられた価格表によると、ユベントス戦のチケット料金だけ他試合を大きく上回っている。
 
 公表された価格は、サンプドリア、トリノ、ラツィオとのホームゲーム3試合では、アウェー席チケットが20~25ユーロ(約2600~3250円)に設定されている。メイン・バックスタンドのチケットは25~45ユーロ(約3250~5850円)だ。
 
 だが、ユベントス戦だけは、アウェー席が60ユーロ(約7800円)、スタンド席が105~140ユーロ(約1万3650~1万8200円)。他の試合と比べ、なんと最低でも3倍の価格となっているのだ!
 
 もちろん、イタリア最大の人気を誇るユベントスとの試合で、他試合よりもチケット料金が高く設定されるのは普通のことだろう。
 
 だが、ユベントス専門サイト『Juvenews.eu』によると、昨シーズンはアウェー席が45ユーロ、スタンド席が70~95ユーロ(約9100~1万2350円)の設定だったという。同じカードでも、今シーズンは1.3~1.54倍に値上がりしたのだ。
 
 お財布事情を考えれば痛手だが、それでもC・ロナウドは見たい――そんなファンは少なくないだろう。ユベントスもC・ロナウド獲得前にシーズンチケットの料金を約30パーセント増とし、一部ファンから抗議されたが、CR7加入後にシーズンチケットを完売させている。
 
 6節にユベントスとC・ロナウドを迎えた時、ウディネーゼの本拠地ダチア・アレーナも満員御礼となるだろうか。
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