クラブの歴代最高額を更新! バルサの開幕戦ベンチメンバーの移籍金総額がスゴすぎる!

2018年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

5年前の開幕戦はベンチメンバー全員がカンテラ出身者。

ベンチだけで総額380億円超――。移籍金の高騰に加え、バルサの選手層が充実したことも今回の記録更新の要因だろう。(C)Getty Images


 8月18日のリーガ・エスパニョーラ開幕戦でアラベスに3-0と勝利し、幸先の良いスタートを切ったバルセロナ。スタメンに選ばれた11人は、いずれも昨シーズンから在籍する既存のメンバーだった。

 スペイン紙『Marca』によると、アラベス戦でベンチスタートとなったメンバーの移籍金額は、バルサの歴代最高額となる2億9400万ユーロ(約382億2000万円)にのぼるという。

 その半額以上を占めるのが、今年1月に1億5500万ユーロ(約201億5000万円)で加入したフィリッペ・コウチーニョ。同じく昨シーズンからの残留組であるヤスパー・シレッセンの移籍金額は1300万ユーロ(約16億9000万円)だ。

 そのほか新加入組では、ローマとの"争奪戦"を制してボルドーから手に入れたマウコムが4100万ユーロ(約53億3000万円)、クレマン・ラングレが3500万ユーロ(約45億5000万円)、アルトゥールが3100万ユーロ(約40億3000万円)、アルトゥーロ・ビダルが1900万ユーロ(約24億7000万円)となっている。

 もうひとりのベンチメンバーは、下部組織「ラ・マシア」出身のラフィーニャなので、移籍金額はゼロ。つまりバルサは、移籍金のかからないカンテラーノをひとり含みながらも「ベンチ最高額」を更新したことになる。
 
『Marca』紙によると、1年前も1億3100万ユーロ(約170億3000万円)で歴代最高額を更新していたとのことだが、今シーズンはその倍額以上となっている。これには近年の移籍金の高騰が影響しているのが想像に難くない。

 もうひとつの要因は、「ラ・マシア」出身者の減少だ。『Marca』紙によると、5年前はベンチメンバー全員が「ラ・マシア」の出身だったという。だが、今年はラフィーニャしかいない。

 近年の黄金期を支えてきたのが、下部組織からバルサの哲学を植えつけられた選手たちだったのは言うまでもない。だが、その傾向が変わりつつあるということか。

 いずれにしても、まずは結果を残さないことには始まらない。白星スタートを切ったエルネスト・バルベルデ体制2年目のバルサは、このまま連勝街道を突き進むことができるだろうか。
 
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