「獲得は正解!」「攻撃をスパークさせた」ベティス乾貴士に地元メディアが特大の期待!

2018年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

他の新加入選手たちが酷評されるなかで…

開幕戦の惨敗にあって、乾はベティスにとっての小さくない光明となった。次節アラベス戦では先発を飾るか。(C)Getty Images

 今夏にフリートランスファーで強豪ベティスの一員となった日本代表MF、乾貴士。金曜日、待ちに待ったリーガ・エスパニョーラの新シーズンが開幕したが、チームは本拠地でレバンテに0-3の完敗を喫してしまった。
 
 それでも、0-2の状況下で66分からピッチに登場した乾は、溌溂とした動きで攻撃を活性化。89分にはロシア・ワールドカップのセネガル戦で挙げたゴールを彷彿させる、右に軽く持ち出してファーを狙う渾身ショットを放つも、相手GKのスーパーセーブに阻まれてしまった。

 
 一夜明けて、フットボール熱が尋常ではないセビージャのファンとメディアはチームの敗因分析に明け暮れた。そんななか、乾に対しては好意的な意見が多く、地元メディア『Estadio Deportivo』も新参のハポネスを手放しで称えている。MFウィリアム・カルバリョ、GKパウ・ロペス、MFセルヒオ・カナレスら他の新加入選手たちの低調なパフォーマンスを槍玉に挙げながら、乾についてはこう綴って持ち上げた。
 
「サポーターはイヌイが登場してまもなく、彼が攻撃を牽引する鍵になると気付かされただろう。カルバリョに代わって入ると、あっという間にチームの攻撃をスパークさせ、前がかりに導いたからだ。左サイドでボールを落ち着かせ、右サイドにも顔を出すなど自在の位置取りを見せた。実際にイヌイはチーム最大のゴールチャンスを独力で掴んでもいる。(レバンテGKの)オーイエルにこの日一番のセービングを見せられて阻止されたが。いずれにせよ、イヌイは自身の獲得が正解だったことを早くも感じさせている。トップフォームに到達するまで、我々はもう少し待つほかないか」
 
 相当な好インプレッションを与えているようだ。
 
 乾とベティスの次なるゲームは、敵地でのアラベス戦。初のスタメン出場が大いに期待される。
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