鹿島が遠藤康の殊勲弾を守り切って無失点勝利! 電撃移籍の久保建英は出場せず

2018年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

新布陣で臨んだ両チーム、軍配は鹿島に

ミドルシュートで存在感を発揮した遠藤。攻守にわたって安定感のあるプレーでチームを支え、勝利に貢献した。写真:徳原隆元

[J1リーグ23節] 鹿島1-0 横浜/8月19日/カシマ

 19日に行なわれたJ1リーグ23節。鹿島アントラーズ対横浜F・マリノス戦はキックオフ前からサプライズで沸いた。

 横浜は、199試合連続出場(歴代1位)を誇るDF中澤佑二がベンチ外に。代わりに、前節から導入した3バックの中央に、今夏フランスのレンヌから獲得したドゥシャン、右に栗原勇蔵、左にはブラジルのパルメイラスから加入したばかりのチアゴ・マルチンスが名を連ねた。

 また、鹿島もブラジルのサントスから加入したばかりのセルジーニョを初起用。鈴木優磨と2トップを組んだ。

 序盤はお互いに探り合いが続いたが、先にペースを掴んだのは鹿島だった。

 11分、セルジーニョが栗原のバックパスをカットし、鈴木にパス。ボールを受けた鈴木はドリブルでDFをかわしてセルジーニョに折り返したが、ドゥシャンが身体を張ってブロック。鈴木は18分にもペナルティエリア左でドリブルから中央への切り返しを試みるも、DFに撥ね返される。

 一方の横浜は、攻撃の見せ場は少なく、36分には連係のズレからあわやオウンゴールの場面も。しかし、3バック中央に入ったドゥシャンとGK飯倉大樹、そしてマルチンスが要所で踏ん張りをみせ、鹿島の波状攻撃を凌いだ。
 
 前半は0-0で折り返し、後半はメンバー変更なしでスタート。

 試合が動いたのは50分、ロングパスを受けた鈴木が落としたところを、遠藤が胸でトラップ。左足を振り抜いたシュートがゴール右上に突き刺さり、鹿島が先制した。

 1点を追う横浜は59分、松原と山田康太に替え、イッペイ・シノヅカ、ウーゴ・ヴィエイラを投入。H・ヴィエイラがタメを作り、少しずつ相手陣内に攻め込み始める。73分には伊藤翔がゴール前に切り込んで決定的なシュートを放つも、GK曽ケ端準の好セーブで逃れた。

 80分にはT・マルチンスに替えて中町公祐を投入し、3バックから4バックに変更して前線の枚数を増やして猛攻をかける。しかし、決め手に欠け、1-0で試合は終了した。

 また、FC東京から横浜に電撃移籍した久保建英は、ベンチ入りしたが出場せず。デビュー戦は次節以降に持ち越しとなった。

 残留争いが目前に迫り始めた横浜は次節、アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキを擁するヴィッセル神戸とアウェーで対戦。鹿島はホームにジュビロ磐田を迎える。
 
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