遠藤航がリーグ2得点目!「少しでもチャンスがあれば決めてくれる」と絶賛されるも、初勝利は……

2018年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

劣勢からの同点弾で再びドローに貢献

早くも2点目を決めた遠藤。複数のポジションをこなせる点も、重宝される理由のひとつと言えそうだ。 写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 8月18日(現地時間)、ジュピラーリーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデン(STVV)がアウェーでワースラント=ベベレンと対戦。STVVは日本人選手の遠藤航と冨安健洋のふたりがスタメン出場。関根貴大はベンチからのスタートとなった。

 STVVはここまで3試合連続の引き分け。この試合では、前節までの3バック(3-5-2)を5バック(5-3-2)に変更し、遠藤が左CB、冨安が右CBに入った。

 試合は開始8分、ベベレンが右SBのクロスにガーナ代表のナナ・アンポマーが頭で合わせて先制。序盤の失点に、冨安らDF陣も茫然と立ち尽くした。

 その後も、ホームのベベレン優勢で試合は進むが、STVVが徐々にリズムを取り戻す。そして32分、ペナルティーエリア内で味方のスルーパスを相手DFがカットしてこぼれたところを遠藤が奪い、落ち着いてゴール右隅に流し込んだ。

 初出場初ゴールとなった2節ヘンク戦に続き、チームを劣勢から救う同点ゴール。STVVの公式サイトは速報で、「遠藤は少しでもチャンスがあれば決めてくれる!」と絶賛している。

 前半は1-1のまま終了し、後半の開始早々にはSTVVのロマン・ベズスがクロスに合わせてゴール前に飛び込み、ネットを揺らした。しかしこれはVARにより、ボールが腕に当たっていたとして、ノーゴールと判定された。

 その後も一進一退の攻防が続き、77分にSTVVはアレクシス・デ・サートがゴールを奪うも、79分に再び失点して2-2。試合はこのまま終了し、STVVにとっては開幕戦から4試合連続の引き分けとなった。

 ベルギーのサッカー専門メディア『Voetbalkrant』は、「遠藤は"おこぼれ"をしっかりとモノにして試合を振り出しに戻した」とチームへの貢献を評価。ベルギー紙『HBVL』も「落ち着いて流し込んだ」と遠藤の同点ゴールを評価しつつ、4試合連続ドローというチームの結果については、「勝ち切れないSTVV。果たして勝点3を得る日は来るのか?」と懐疑的に綴っている。

 STVVは次節、25日(現地時間)にアウェーでスタンダール・リエージュと対戦。今度こそ、開幕初勝利を手にしたいところだ。

 なお、同日に行なわれたセルクル・ブルージュ対ワヘレムの試合では、植田直通がベンチ入り。77分から交代出場し、3-1の勝利に貢献した。
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