「誰も僕がここを去るなんて話は…」森岡亮太が気になる“去就”について初めて語った

2018年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なにが起こっているのか、よく分からない」

騒がしい周囲の声をシャットアウトし、チーム内での失地回復に努めている森岡。背番号10に相応しい評価を取り戻せるか。(C)Getty Images

 金曜日に行なわれたベルギー・ジュピラーリーグ第3節、アンデルレヒトvsムスクロン戦でついに今季初出場を果たしたのが、日本代表MF森岡亮太だ。2-0でアンデルレヒトがリードした終盤の77分からピッチに投入され、2列目でそつのない動きを披露した。
 
 試合後の取材エリアで、森岡が一連の移籍報道について初めて口を開いた。プレシーズンの調整に失敗すると、アンデルレヒトのハンス・バンハーゼブルック監督から失格の烙印を押されてしまう。その後の対話と練習での猛アピールによって信頼を徐々に回復させてきたが、依然としてアントワープやズルテ・ヴァレヘムといったベルギーの他クラブから強い関心が寄せられており、レンタル移籍の可能性が消えていない。

 
ベルギーの全国紙『La Derniere Heure』がその声を伝えている。
 
「なにが起こっているのかはよく分からないんです。いろんな噂があるのは聞いていますが、時にそうしたものには本当に驚かされますし、実際にクラブ内の誰も僕がここを去るなんて話はしていない。アンデルレヒトとは良好な関係が築けているし、全力を尽くして取り組むだけです」
 
 継続して指揮官との対話は繰り返しているようで、「僕にとってそれはとても大事なことです」と強調。そのうえで「もし監督が僕になにを求め、どうプレーしてほしいのかが分からないのであれば、それこそ状況は難しいを想いますけど」と続けた。
 
 ムスクロン戦でのプレーは本来の森岡のそれで、コンディションは明らかに上向き。背番号10の威信に懸けて、失地回復に邁進している。やはりアンデルレヒト残留が既定路線なのだろうか──。
 
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