武藤嘉紀を名将ベニテスが称賛!「走力が図抜けている」「チャンスメイクにもゴールにも期待」

2018年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

注目の第2節。地元紙は「ムトウでも面白い」と先発予想

名将ベニテスも期待を寄せる新戦力・武藤。4-4-1-1システムのトップ下で個性を発揮できるか。(C)Getty Images

 今週末、日本代表FW武藤嘉紀のプレミアリーグ初スタメンはあるのか。ニューカッスルの地元紙『Newcastle Chronicle』がその可能性とラファエル・ベニテス監督の"ムトウ評"を紹介している。
 
 先週土曜日のプレミア開幕戦、トッテナム・ホットスパー戦でニューカッスル・ユナイテッドでのデビューを飾った武藤は、残り8分間の出場ながらパワフルなボール運びやゴールへの貪欲な姿勢を随所で披露。チームは結果的に1-2の惜敗を喫したが、武藤は英メディアから軒並み好評価を得た。
 
 ベニテス監督が採用しているのは主に4-4-1-1システム。同紙は「1トップとトップ下、さらには2列目の両サイドでムトウはプレーできるが、トップ下での出場が当面はメインになるだろう」と見込む。指揮官は1トップがサロモン・ロンドンとホセルを、トップ下がアジョセ・ペレスと武藤を先発候補と位置づけ、この4人を前線の軸と考えているようだ。

 
 そのなかでベニテス監督が最大の得点源として期待しているのが、新加入のロンドン。「パワーとキープ力は圧倒的であり、今シーズンの浮沈の鍵を握るストライカーだ」と評する。では、武藤についてはどうか。スペイン人監督は昨シーズンまで所属し、ロンドンと入れ替わる形でWBAに貸し出されたドワイト・ゲイルをイメージしているようだ。
 
「足の速さならムトウのほうがロンドンより上だ。まさにゲイルに似た特性があるね。走力が図抜けていて、独特のペースがあるんだ。チャンスを創出できればゴールも決められる。期待値は高いよ」
 
 報道陣からは「ムトウは未知数な部分が大きいと思うが?」との質問が飛んだ。ベニテス監督はこう答えている。
 
「確かにそうかもしれないが、それは誰にも分からない。今後明らかになるだろう。ムトウはドイツで20点を決めたわけではないからね。それでも、プレミアリーグという新たな環境に適応して、しっかりゴールという結果を出してくれると私は信じている。何点取るか? そんなの分からんよ(笑)」
 
 注目のプレミア第2節は、敵地でのカーディフ・シティ戦だ。はたしてトップ下でスタメンを飾るのはアジョセか武藤か。同紙は「アジョセが優位だが、ムトウでも面白い」と記している。
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