乾や柴崎が戦うリーガが開幕イベントを実施!なぜ世界一のリーグなのか?

2018年08月16日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ここ数シーズンは他のリーグを凌駕」

リーガの魅力について熱弁を振るったオクタビ氏。今後も日本で様々なイベントを実施していく予定だ。

 リーガ・エスパニョーラの開幕を翌日に控えた8月16日、東京・渋谷にて報道関係者向けの新シーズン開幕イベントが開催された。

 在日ラ・リーガ代表のオクタビ・アノロ氏が、リーガ・エスパニョーラの魅力や「世界一のリーグと呼ばれる所以」について、約1時間に渡って熱弁。昇格チーム(ラージョ・バジェカーノ、ウエスカ、バジャドリー)やスター選手、スケジュール、5つのダービー(マドリード、カタルーニャ、バスク、セビージャ、バレンシア)、VARの導入などについて紹介した。
 
「我々はクリスチアーノ・ロナウドというスターを失いましたが、リーガにはメッシ、グリエーズマン、モドリッチなど世界最高峰のプレーヤーがキラ星の如く揃っています。またクラブ単位でも、ここ数シーズンは他のリーグを凌駕する成績を収めています」
 
 そう力強く語ったオクタビ氏。たしかに、ここ数シーズンの欧州カップ戦におけるスペイン勢の強さは、文字通り圧倒的だ。
 
 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)をレアル・マドリー、ヨーロッパリーグ(EL)をアトレティコ・マドリーが制したのは記憶に新しいところだが、ここ10シーズンをみても、CLを7度(R・マドリーが4回、バルセロナが3回)、ELを6度(A・マドリーとセビージャが3回ずつ)も制している。
 
 またオクタビ氏は、「UEFAのクラブランキングでは、上位6チームのうち、4チームがリーガ勢」と強調(1位R・マドリー、2位A・マドリー、4位バルセロナ、6位セビージャ。ちなみに3位はバイエルンで、5位がユベントス)。故に世界一のリーグであると誇らしげに語っている。
 
 バルセロナ、R・マドリー、A・マドリーの「3強」による覇権争いはもちろん、バレンシア、ベティス、セビージャ、ビジャレアルなどの第2グループが絡む熾烈なCL出場権(4位以内)争い、そしてロシア・ワールドカップで日本の16強入りの原動力となった乾貴士(ベティス)と柴崎岳(ヘタフェ)の活躍からも目が離させない。
 
 注目の新シーズンは、現地時間8月17日のジローナ対バジャドリー戦で幕を開け、同日には乾の出場が期待されるベティス対レバンテ戦も開催される。

取材・文:江國森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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