浅野拓磨への独メディアの期待がグングン上昇中! 「雷のように激しく速く、相手を置き去りにする」

2018年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハノーファーにとって完璧な補強」と絶賛

現地の評価を高めている浅野。週末のカップ戦、そして来週のブンデスリーガ開幕に向け、レギュラーに定着できるかが注目される。 (C) Getty Images

 8月24日に開幕を控えるブンデスリーガ。日本代表FWの原口元気、そして浅野拓磨が所属するハノーファーは、開幕前の最後の週末(19日)、カールスルーエとのDFBカップ1回戦に臨む。

 しかしクラブは公式サイト等で、原口が太ももの張りにより、カップ戦を欠場すると発表している。ただ、トレーニングには来週合流するため、リーグ開幕戦には間に合うとみられる。

 そこで、週末に活躍が期待されているのが浅野だ。ドイツの地元紙『Lattenkreuz』は「木々の間をすり抜ける旋風のようだ」と見出しを立て、彼を高く評価している。

「アサノは攻撃陣のうち、FWニクラス・フュルクルクに次ぐ存在として、価値を高めている。

 彼は、2-0で勝利した土曜日のアスレティック・ビルバオとのテストマッチで点を取ったが、このプレーこそがハノーファーがアサノを獲得した理由に他ならない。

 先制ゴールの場面、アサノが雷のように素早く激しい動きでマークを外した後、ボールを相手陣内に持ち込み、そのボールをフュルクルクがゴールに押し込んだ。その直後にも、アサノはマークを振り切り、リントン・マイナからの速いパスをゴールに流し込んだ。

 アサノはハノーファーにとって、完璧な補強だった。アンドレ・ブライテンライター監督は、『タクマは柔軟に攻撃を繰り出せるプレーヤーだ。ピッチではスピードとアクションを同時に体現できると同時に、強力なメンタリティーを発揮する』と、彼の加入におけるメリットを評価している」

 そして加入が決まった当初は、昨シーズンのシュツットガルトでの不振により、「期待されていなかった」とも報じている。

「アサノは、ブンデスリーガでの2度目のチャンスをモノにしたいと考えている。入団のとき、『僕は僕に与えられた信頼に応えるため、ハノーファーのファンを幸せにするために全力を尽くす』とコメントしていた。もし、今のような働きを続けるならば、彼とポジションを争う選手は危機感を覚えなければならない」

 当の浅野本人は、「リーグ開幕までにもっと良い準備を」と意気込んでいるが、間もなく幕を開けるシーズンで、周囲の期待に応えられるだろうか。
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